投稿一覧に戻る ニデック(株)【6594】の掲示板 2021/12/04〜2021/12/12 701 add****** 2021年12月9日 16:47 当たり前のことを当たり前にやる ――永守さんは経営不振に陥った会社などを買収して何社も再生させてきました。 今年の8月に買収完了した三菱重工工作機械(現日本電産マシンツール)も赤字が続いていたが、買収して2カ月目の9月には黒字化した。「永守3大経営手法」というものがあり、『成しとげる力』の中では「千切り経営」「家計簿経営」「井戸堀り経営」として紹介しているが、それをそのとおりにやらせただけだ。 当たり前のことを当たり前にやっている。例えば、ある大企業は経営不振に陥ったときでも部長クラスは全員グリーン車に乗って出張し、タクシーチケットも毎月3冊もらったりして、それだけで何億円もかかっている。まずはそういうところから切らないといけない。 日本電産はリーマンショックが来たときにまだ数百億円の利益をあげていたが上場企業で最初に賃金カットをした。そして、真っ先に利益を回復させて賃金カット分をあとから利息をつけて従業員に返した。 ――経営不振に陥る大企業は派閥の権力闘争を繰り返しているケースがあります。 敵(競合)とけんかしないで、社内でばかりけんかして調整に難儀する企業が多い。力がある人が多くてもマイナスベクトルに働いている。そこに私みたいな狼がいくと、とても厳しいから派閥でけんかしたら両方ともクビにしてしまう。 大企業では狼が出てこない。狼の社員がいると敵になってしまうから上が辞めさせてしまう。だから大きな組織の中であがる人は狼が羊化したり、逆に狼はつぶされてしまったりする。 ――人間が何かを成しとげるには高い意識を持つことが大事だということを『成しとげる力』では伝えていると思いました。一方で、「どうせ自分なんて」と卑屈に考えて心が折れてしまう人もいます。 世の中には過大評価と過小評価が多く、両方とも問題だ。自分の力が100%以上あると過大評価している人は育てにくいし、「私はそんな高い地位に向きません」と過小評価しているのも育てにくい。中庸がいちばんで、素直で謙虚な集団は会社も成長する。 私は失敗や挫折を経験した人間が好きだ。年齢を重ねた人にはそれまで働いてきた会社では燃焼しつくしていない人やもっとやりたい人がいる。もう燃え尽きた人ではなく、燃え尽きられなかった人を呼ぶといい。 そう思う9 そう思わない1 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する 証券取引等監視委員会に情報提供する ツイート 投稿一覧に戻る
add****** 2021年12月9日 16:47
当たり前のことを当たり前にやる
――永守さんは経営不振に陥った会社などを買収して何社も再生させてきました。
今年の8月に買収完了した三菱重工工作機械(現日本電産マシンツール)も赤字が続いていたが、買収して2カ月目の9月には黒字化した。「永守3大経営手法」というものがあり、『成しとげる力』の中では「千切り経営」「家計簿経営」「井戸堀り経営」として紹介しているが、それをそのとおりにやらせただけだ。
当たり前のことを当たり前にやっている。例えば、ある大企業は経営不振に陥ったときでも部長クラスは全員グリーン車に乗って出張し、タクシーチケットも毎月3冊もらったりして、それだけで何億円もかかっている。まずはそういうところから切らないといけない。
日本電産はリーマンショックが来たときにまだ数百億円の利益をあげていたが上場企業で最初に賃金カットをした。そして、真っ先に利益を回復させて賃金カット分をあとから利息をつけて従業員に返した。
――経営不振に陥る大企業は派閥の権力闘争を繰り返しているケースがあります。
敵(競合)とけんかしないで、社内でばかりけんかして調整に難儀する企業が多い。力がある人が多くてもマイナスベクトルに働いている。そこに私みたいな狼がいくと、とても厳しいから派閥でけんかしたら両方ともクビにしてしまう。
大企業では狼が出てこない。狼の社員がいると敵になってしまうから上が辞めさせてしまう。だから大きな組織の中であがる人は狼が羊化したり、逆に狼はつぶされてしまったりする。
――人間が何かを成しとげるには高い意識を持つことが大事だということを『成しとげる力』では伝えていると思いました。一方で、「どうせ自分なんて」と卑屈に考えて心が折れてしまう人もいます。
世の中には過大評価と過小評価が多く、両方とも問題だ。自分の力が100%以上あると過大評価している人は育てにくいし、「私はそんな高い地位に向きません」と過小評価しているのも育てにくい。中庸がいちばんで、素直で謙虚な集団は会社も成長する。
私は失敗や挫折を経験した人間が好きだ。年齢を重ねた人にはそれまで働いてきた会社では燃焼しつくしていない人やもっとやりたい人がいる。もう燃え尽きた人ではなく、燃え尽きられなかった人を呼ぶといい。