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(株)東芝【6502】の掲示板 2017/05/13

アップルやソフトバンクは、SSDがコモディティ化(価格競争⇒価格下落)することが好ましい。
自分たちの原価が下がる訳だから、差別化戦略(安売りとは一線を画す)に幅が出る。
つまり、アップルなどは東芝メモリを欲しいとは思わず、「キミたち競争して、薄利多売になってね」が本音と思う。

一方、供給側(製造側)たるホンハイやWDなど同業は、シェアが欲しい。
自らのシェアが上がれば、価格決定権となり、むしろ値上げ(或いは価格逓減の緩やかさ)の可能性がでる。


そして、その他企業(富士通など)が巻き込まれていることは・・。

2.8兆円で購入する会社の営業利益が年1500億円(過去最大で)
法人税払って、税引き後純利益が800億。(うまいこといって)
配当に5割まわすとして、400億。 400億円/28,000億円 = 1.4%(1年の利回り。税引き前。)
他に、今まで東芝本体の本社管理部門(総務、法務、経理、業績管理、システムなど)の立ち上げと負担が加わる。

繰り返し書いてるようだけど、出資元事業との技術上シナジーやシェア獲得がない限り、出資案件としては「無い」よね・・。
だからこそ、WDも部分出資(シェアと無関係)はしない、経営権が取れないやり方では参加しない、と言ってるんだよね。

産業革新機構は当初WDも一緒にと言っていたのに、今は除いている。除いたというより、断られたのだと思うけど。
日本企業に対して、「日本の技術と雇用を守るために、損するだろうけど身銭をきってくれ」と正々堂々いえば、まだ男らしいけど、これもおかしな話。

どんな角度から考えても、現実味を感じない案件だ。
でも、2.8兆円の数字を信じる人は一定数いるんだろうな、不思議。