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(株)放電精密加工研究所【6469】の掲示板 2017/02/22〜2018/04/13

.......株探鍵記事より(全パクスマソ.......

今期よりも来期に「期待大」の2月期決算企業
<厳選注目株>いよいよ収穫期?

2018/03/29 06:00岩本 秀雄

(中略)
 4月の季節習性といえば、お花見、ではなくて、決算発表。まず2月決算銘柄の決算発表がここから活発化し、5月のゴールデンウィーク前後から3月決算企業の発表が盛り上がるという流れである。最近の荒れっぽい市況のなかでも、決算発表が迫る2月決算銘柄(あるいは、中間決算発表が迫る8月決算銘柄)の中から逆行高銘柄が目立つような気がする。地合いが落ち着きさえすれば、決算発表を意識した物色人気が広がるだろう、という狙いから、今回は4月5日に18年2月期の決算発表を予定している放電精密加工研究所(6469)に注目してみたい。

 同社が発表する18年2月期の決算数字は、まぁ、言っては悪いがどうでもいい。会社側の従来予想は営業利益4億1900万円と17年2月期実績(3億8100万円)に対して10.1%と小幅の伸び。会社四季報は同4億円と会社計画の未達を見込んでいるほど。

 大事なのは次の19年2月期である。会社側がどの程度の予想数字を打ち出すのかは、当然ながら外部からは分からない。ただ、中期経営計画をみれば、だいたい予想はつく。同社が昨年春に発表した中期計画では19年2月期の業績計画として売上高125億円、営業利益10憶8700万円という数字が掲げられている。だから、あまりにかけ離れた数字にはならないだろう。仮に、この数字通りなら前期実績(仮に4億円)に比べると2.7倍という極めて変化率の高い数字となる。しかも、同社の過去最高営業利益は14年2月期に記録した8億9800万円だったから、5年ぶりで最高記録更新となる。

 「変化率」や「最高益更新」以上に今19年2月期決算が重要なのは、5年越しで取り組んできた航空機エンジン部品事業が本格寄与し黒字化してくること。エアバス「A350 XWB」に搭載されるロールスロイス社製エンジン部品である低圧タービンブレードという製品の生産が同社小牧工場で昨年から量産段階に突入。型式認証が遅れていた圧縮機・燃焼部品も今年から量産段階へと移る。それによって同事業が文字通り離陸する。低圧タービンブレードの生産ライン完成は14年9月だった。その後にいくつかの問題があって、量産化に手間取ったが、ようやくにして収益に寄与してくる。

 さらに、同社にとって痛手となったのが17年2月に起こった千葉県成田事業所の爆発火災事故。一時的に生産がストップしたため、外注委託に回さざるを得ず、その分の経費が前18年2月期の収益を圧迫した。今19年2月期はその経費負担が一巡し、新事業の収益効果が表面化するという事情が株価にどう反映するか、相場的には極めてエキサイティングな時期を迎えることになる。

 もちろん、19年2月期予想数字が営業利益10億8700万円を大きく下回るようだと、想定外の事態が発生していると考えなければない。そこら辺りはリスクとして頭に入れておかなければならないだろう。ただ、株価の推移をみると、これまでも下値のフシとなってきた26週移動平均線近辺まで調整を入れ、ここから次なる展開を想定するには絶好なポジションにあるとみていいのではないか。