セガサミーホールディングス(株)【6460】の掲示板 〜2015/04/27

HDDのデータ復旧だけで約10万円かかります。しかし、それは大企業にとっては「はした金」です。

重要なのは、価値のあるデータを破壊された人への損害賠償です。インターネットを調べるだけでも、ライトノベル作家が「ファイル消された、締め切りに間に合わない」と騒いでいます。もっと貴重なビジネス関連の資料、個人経営者の契約書類なども削除された恐れがあります。もちろん、データ復旧までPCや内部に蓄積されていた資料が使用できないのなら、その間の業務中断による損失補償も必要です。

そもそも、今回の不具合では、削除したデータの上からゲームのデータを上書きしてしまっています。データが復旧できるのは上書きされていない箇所のみです。どの程度まで復旧かのうなのかは未知数です。

また、ゲームには「利用規約による免責条項」が存在しますが、今回のセガについては免責条項の適用は困難です。セガの重過失であり、セガ自身もそれを認めているからです。よって、免責は おろか、被害額の減免や過失相殺さえ期待できません。

いじょうの理由により、セガの損失がどのくらいの金額になるのかは想像もできません。「損失額は不明であるものの、きわめて膨大である」としか推測できません。カネボウの被害者は数千人でしたが、それでも84億円という巨額の損失を計上せざるを得ませんでした。セガは今回、信用とともに膨大な企業利益も失うことでしょう。