ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)キトー【6409】の掲示板 2019/08/15〜2022/03/31


中間所得層が増える中国は国内総生産(GDP)に占める第3次産業の比率が5割を突破した。第3次産業は引き続き高成長が続き、外食や娯楽分野の企業は利益を伸ばしている。米コーヒーチェーンのスターバックスは中国で既存店売上高を6%伸ばすなどし6割の増益。大型スクリーンのカナダのIMAXは中国の映画館からの収入を伸ばし5割の増益だった。
貿易の停滞で7~9月期も企業利益は低調さが続いているとみられ、先行きも不透明だ。中国向け売上比率が高い企業は、中国の政策次第で利益水準が振れやすい。17年10~12月も純利益の伸び率が大きく低下した。中国政府が17年前半に資産バブルと金融リスクの封じ込めを狙い、金融政策を引き締めたことが影響したが、その後の金融緩和で収益はいったん回復した。
米国と中国は相互に段階的な関税引き上げを実施しつつも、貿易協議の合意に向けてお互い探り合いを続けている。
13日は貿易協議が進むとの期待が広がり、日経平均株価は令和の最高値を更新した。4~6月に大きく利益が落ち込んだ世界の半導体関連企業については、在庫調整が進み収益が回復するシナリオを株価には織り込みつつある。それでも足元の急速な相場の上昇は「買い戻しの域を出ない」(ニッセイ基礎研究所の井出真吾氏)との指摘も多い。株式市場は企業収益の回復にまだ半信半疑で、10月以降の決算発表で企業の下期の業績見通しの開示を待っている