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はい、じっくり構えることにします。ということで、退屈しのぎの話題をひとつ。

世の中には、株式投資歴数十年を豪語し、ベテラン気取りで毎日エネルギッシュに掲示板に投稿している人がいます。ご本人の生甲斐なのでしょうから、それはそれで構わないのですが。そんなベテランさんが、実は「貸借対照表(バランスシート)さえ、まともに読めない人」だったりすることがあります。
下は、一週間ほど前に某氏が某掲示板へ投稿した文章から、そのまま一部抜粋したものです。皆さん、どこがどう間違っているか、すぐにお分かりになれますか?
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●利益剰余金370億円(第一四半期で10億円増加)現金等145億円、計515億円
その他有価証券(株式含む)膨大に保有
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そうです(笑)。バランスシートの貸方の数字と借方の数字を「合計してしまっている」のです。貸方と借方の関係さえ理解できていないのです。なぜ日本語では「“貸借”対照表」と言いい、英語では「“バランス”シート」と言うのか、そういう根本の仕組みが理解できていれば、こんな「トンデモ間違い」に及ぶことは有り得ない筈なのですが。

たぶん某氏の目には、「ここにもお金がある」「あそこにもお金がある」「ここには有価証券がある」という風に、バランスシートの“貸方・借方”関係なく「あちこちにお金が散らばっている」ように見えているのではないでしょうか。ご本人の頭の中では、「じゃあ、散らばったままじゃ分かりにくい」から「搔き集めて合計しよう」という発想になるんでしょうか?

雑多な情報を搔き集めるエネルギーの一部を割いて、財務諸表くらいは正しく読めるようにされたら、ご本人の為にもなると思うのですが・・・。
「なぜ直接教えてあげないの?」・・・ですか? 以前それをして、散々な反応でした。せめてここの掲示板を見ている方は、こういうナンセンスな投稿を見たら、間違いを一目で見抜ける方であってください。