(株)エイチワン【5989】の掲示板 2017/12/07〜2022/07/08

>>649

バイデン大統領誕生で米国はパリ協定復帰、世界的に脱炭素の動きは加速度を増しつつあります。

自動車業界でも車の電動化だけでなく、部品を製造する段階でも二酸化炭素の排出量を削減する取り組みが広がっています。

当然、車は電動化にしろ燃費を良くするため軽量化が進みスーパーハイテン材が盛んに用いられているわけです。

車のスーパーハイテン材骨格部品の多くがホットスタンプと呼ばれている製造法で出来ていますが、事前に900℃迄加熱しグニャグニャの状態で金型に投入、金型内で冷却するもので、正直脱炭素とは程遠い技術と言っても良いかもしれません。

ではどうするか、ホットスタンプに対して冷間プレスという技術があります。
鋼板を直接金型で挟んで形状を整え、穴あけ／切断などの一連の加工を行うものですが、冷間プレスにはスプリングバックという魔物が存在し、商品化するには高度の解析技術と金型製造技術、データーの蓄積とを駆使し品熟回数を減らさなければ利益が出ないのです。

丸順は名証２部なるが故に、殆どの投資家に知られていませんが、自動車骨格部品の冷間プレスで国内トップの技術力を有しています。

同業他社との営業利益率の比較からも、その優位性は明らかだと思います。

ご参考まで。