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不二サッシ(株)【5940】の掲示板 2016/11/26〜2017/05/05

>>930

会計素人にも少しは分かりやすいようにもう少し説明しますと、今期の課税所得について税引き前当期純利益とギャップがあって繰延税金資産を計上する場合、
①法人税等 / 未払法人税等
②繰延税金資産 / 法人税等調整額 
という2つの仕訳が計上されて、法人税等と法人税等調整額がP/L上で相殺されます。つまり、繰延税金資産計上による収益のプラス要因と、税引き前当期純利益に対して過大に計上される法人税の収益のマイナス要因とが釣り合って、あたかも税引き前当期純利益に対してのみ課税されるかのような法人税等が計上されることになります。これが税効果会計の目的。
そして、今回のように収益にプラスのインパクトが与えられるのは、過年度に上記①の仕訳のみが計上され②の仕訳が計上できていなかったものの、ようやく②の仕訳の計上が認められた場合のみ。①の仕訳を計上せずに②の仕訳だけ計上するのだから収益のプラス要因になるということです。