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大平洋金属(株)【5541】の掲示板 2022/04/06〜2022/05/11

>>390

> その中だと販売数量が維持できるかが不安要素だと思っています。販売生産量はコロナ後から回復しつつある一方でインドネシアで安価の代替品であるNPIの鉱石からの現地一貫生産が急速に伸びているのでシェアを大きく奪われ続ける状況が続きそうにも思えます。ニッケル価格が高騰しているからと言って未来の事業環境が必ずしも良好という訳でもなさそうです。ここ最近素直に株価上昇しないところを見るとやはり5月の来期予想を見てから投資判断をするのが賢明な気がしてきました。

今後の販売数量につき検討してみました。
ご指摘頂いたインドネシアのNPIの台頭にシェアを奪われる傾向を続くと思うけど、会社側作成の2024年のアジア(除中国)のニッケル供給見通しや、専門新聞記載の「NPIはステンレス需要を超えて余るまで作られるとは見ていない」というS社の2022年見通し、インドネシアのNPIに対する輸出関税の可能性示唆発言などを考えると、まあこの数年で見る限りは、ステンレス需要が堅調に伸びる限りにおいては、2021年の予想販売数量27000Niトン前後で推移するのかなと思います。
一方で、仮にスタグフレーションに突入した場合、ステンレス需要減によりクラス2需要が下振れする懸念はあります。リーマンショックの時は当社のフェロニッケルの販売量は25%ほど減ったようですが(フェロニッケル全世界では20%弱?)、今のところそこまでのダウンサイドの話にはならないと思います。
なので、私は販売数量を27,000Niトンを基準にダウンサイドは23,000Niトンぐらいを見ておけばこの数年ではよいと考えています。そう考えると、まあ業績と株価に大きな影響を及ぼすのは、LME価格かなと思います。なお、クラス1価格については、EV需要の拡大とロシア問題によりスタグフレーション下でも堅調な価格の維持を予想しています。

今期の決算予想には私も注目しています。今期のLME価格をどの水準に会社が設定するかです。あまり強気な価格に置くと、相当な営業利益予想となりますが、逆にそれは需要家からの値決め方法の見直しを要求される契機ともされかねないので、ほどほどのところに設定して後で上方修正するのではと思います。足元が高いので上期は高く、下期で下がるという設定にしておいて、LME価格がこのままいけば下期で修正という形なんですかね?