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日本カーボン(株)【5302】の掲示板 2017/04/29〜2017/06/19

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 近年、エンジン部品にはチタン合金以外に炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の導入も進んでいるが、配合するエポキシ樹脂が高温で劣化するリスクがある。このため適用できる範囲は限られており、コンプレッサーやタービンには使いにくい。
 米ボーイングと欧州エアバスの航空機2強は激しい燃費競争を繰り広げている。エンジンはチタンやニッケル合金など非鉄金属が多くを占めるが、近年、軽量で耐熱性の高い繊維複合材が台頭。日本メーカーが世界で初めて開発した炭化ケイ素(SiC)繊維の複合材が今年から量産に入り、欧米に供給されるなど空の世界でも素材間競争が活発になっている。
 I.S.Tは米デュポンや米モンサントのポリイミド事業を相次ぎ買収。プリンターのインクを熱で紙に定着させる基幹部品で世界シェア4割以上を持つほか、耐熱性の高いフィルムを得意にする。売上高は100億円強。(上阪欣史)