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日本カーボン(株)【5302】の掲示板 2017/04/29〜2017/06/19

赤字転換してもポジティブですね。さすがは夢の材料株。

○四季報
【黒字化】ファインカーボンは半導体市場の回復で販売数量が堅調増。航空機エンジン向け部材の増産も寄与。黒鉛電極はやや数量持ち直しだが、価格競争は依然厳しい。新工場稼働で償却費増。ただ、在庫評価損一巡し営業益黒字化。設備減損もなくなる。

四季報そのままですが在庫評価損は一巡していますし、
そもそも在庫金額は1Q売上と同額ですので、多品種で死蔵されない限り、
いつまでも評価損が残る事はありません。
【商品評価損を、売上原価に算入して、6、1億分売上原価が増加させ会計上は赤字を演出した】
とか意味不明です。
既に前期末に可能な赤字の演出は纏めて終わっていて、
これからは新社長の元で儲かるぞ!だったと思うのですが。

単純に原材料コストアップで製造原価が引き上がり、売上原価に反映されているだけでしょう。
売上額の激増か販売単価の増加か原材料の値下がりが無い限り、2Qも赤字のままです。

2Q予想では売上+0.1%予想のところ、1Qは+2.5%と予想より好調にもかかわらず、
赤字になるのは、予測が楽観的だったと見るのが普通です。(SECも同様)
そも2Qの予想を達成するには、販管費が1Qの倍と仮定すると
祖利益率が17.5%必要です。
現行、14.3%に留まっておりますので、このままでは無理ですね。

4月から東カボは値上げを行っているようですが、
日カボの場合は値下げ競争に参加せずに利益確保するという趣旨で対応し売上が減っていましたので、
その論理的に単価は他社より高いはずですね。
法人の性格として、
値下げ競争時のコストダウンには動きが鈍く(積極的に相みつ取ったり・諸々の仕様・取引変更が面倒なので)、
値上げ競争時には動きが速い(面倒だけど費用が上がるなら相みつ取ろうか?)ところがあります。
今残ってる取引先は、そういうのが面倒で慣例で取引してくれているところでしょう。
下手に値上げを打診したものなら、藪蛇となり比較検討されて他社に乗り換えられかねません。
そうなると、他社と同等単価になるまでは黙っているという事になると思います。

ニカロンについても、
売上は、前1Qでは2.91億が、今期1Qは2.17億で激減しています。
予定通りらしいので良いですが、何で減るのか謎ですね。