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小林製薬(株)【4967】の掲示板 2024/04/18〜2024/04/19

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bcf***** 強く売りたい 4月18日 18:32

24/04/18
中台に波及、揺らぐ信頼 小林製薬、相次ぐ健康被害 専門家「安全性示すべき」

小林製薬(大阪市)の紅こうじ成分を使ったサプリメントを巡る問題が、海外に波及している。中国などで販売されており、健康被害が相次ぐ台湾では、政府が使用中止を呼びかける事態に。中国市場に詳しい専門家は、高品質を誇る日本ブランド全体の信頼を揺るがしかねないと指摘。「小林製薬は安全性への取り組みを国外にも示すべきだ」と訴える。

 「有名ブランドなのに信じられない」「日本の製品は買わない方がいいかも」。問題発覚後、中国の短文投稿サイト、微博(ウェイボ)には怒りや失望の言葉が並んだ。

 小林製薬のホームページによると、紅こうじは16世紀の中国の薬学書で効能が触れられるなど、東アジアでなじみ深い原料として知られる。

 静岡県立農林環境専門職大学の柯麗華教授(経営学)は、日本製品は高品質で安全というイメージがあり、小林製薬の商品は家庭の「常備薬」として中国などで人気を集めていると指摘。訪日観光客の「爆買い」の対象にもなっているという。

 小林製薬は台湾企業に紅こうじ原料を販売。中国では、日本で摂取後の健康被害が相次ぐ「紅麹コレステヘルプ」が、国境を越えて商品をやりとりする電子商取引(EC)サイトで購入できた。

 台湾では健康被害も寄せられている。小林製薬の紅こうじ原料を使った商品を摂取した約50人が体調不良を訴えており、地元メディアによると、腎臓疾患と診断された人もいるという。台湾政府は全ての食品業者に、関連製品の使用や販売を中止するよう求めた。

 中国の消費者保護団体は、小林製薬の紅こうじを使った関連商品を摂取しないよう消費者に注意喚起する声明を発表。小林製薬の現地法人は、本社と協力して自主回収を進める。

 柯教授は「中国では紅こうじ製品そのものではなく、小林製薬の生産管理に問題があると捉えられている」と説明。一部で日本のサプリの使用を控える動きもあるといい、「今後の対応次第で小林製薬にとどまらず日本製品全体に影響を及ぼしかねない」と強調した。