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楽天グループ(株)【4755】の掲示板 2019/09/19〜2019/09/22

日経新聞より~♪楽天モバイル、本格サービス「遅延」の疑心暗鬼

証券部 斎藤
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楽天の三木谷浩史会長兼社長が「携帯電話業界におけるアポロ計画」とアピールしていた楽天モバイルの本格サービス開始が延期になった。失望売りでいったん大きく下げた株価は2週間足らずで回復したものの、計画そのもののタイムロスは、どこかで響いてくるかもしれない。





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楽天モバイルは、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社寡占を突き崩す「挑戦者」として消費者に期待されてきた。10月1日のサービス開始に向けて「2年縛り」を廃止させるなど、国も競争ルールを整えてきた。

その戦いの火蓋が切られるはずだった10月1日から5000人限定で「無料サポータープログラム」を募集するという楽天。本格サービスの時期は「もしかしたら1カ月後かもしれないし、3カ月後かもしれない」(三木谷氏)と定まらない。料金プランも発表できなかった。

ある業界アナリストは「楽天は既存3社の携帯料金に不満を持つ利用者の受け皿になり得ない」と手厳しい。基地局の整備が遅れて総務省から3回も行政指導される中で市場の期待はしぼんだ。「今回の延期で楽天の存在感の低下が決定的になった。遅れれば遅れるほど参入余地が狭まるだろう」という。com(東京・港)の格安スマートフォン事業を買収。これを含めて「楽天モバイル」ブランドで220万人のユーザーを抱えている。10月以降、世界で初めての「仮想化」技術による通信回線に移行するはずだった。ネット上では「回線移行はどうなるの?」と懸念する声が上がった。





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本格サービスの遅れは通信品質の評判まで落としかねず、せっかくの「顧客予備軍」が回線の切り替えを渋ったり、契約を解消して流出したりするリスクも否定できない。

一方、大和証券の石原太郎氏は楽天が本格サービス延期を発表した6日付リポートで「本格スタートした際は、同社のトップライン(売上高)は再加速する可能性が高い」と期待を表明した。2015年に付けた上場来高値2395円から6割下げている株価についても「割安感は依然として非常に高い」とした。

たしかに本格サービスが半年くらい遅れても財務に大きく響くことはなさそうだ。すでに基地局の整備遅れが伝えられていた6月に社債800億円を発行

  • >>2

    たしかに本格サービスが半年くらい遅れても財務に大きく響くことはなさそうだ。すでに基地局の整備遅れが伝えられていた6月に社債800億円を発行。うち期間15年の200億円は利率が年0.9%という好条件だった。2025年までに最大6000億円という携帯事業の設備投資がふくらむわけでもない。

    「楽天市場」など年間流通総額3兆4000億円のEC(電子商取引)、1700万人が持つ「楽天カード」といった顧客基盤を通じて、楽天モバイルと連動したマーケティング戦略などで巻き返しのチャンスはあるだろう。

    「存在感の低下は決定的」から「企業価値に本質的な変化はない」まで、楽天の携帯事業をめぐる評価が真っ二つに割れるのは、同社が今回の「遅延」の詳しい状況を開示しないことが最大の原因だろう。サービスの開始時期、料金プランがはっきりするまで投資家は疑心暗鬼にならざるを得ない。

  • 24

    psi***** 強く買いたい 2019年9月19日 08:34

    >>2

    >>ある業界アナリストは「楽天は既存3社の携帯料金に不満を持つ利用者の受け皿になり得ない」と手厳しい。基地局の整備が遅れて総務省から3回も行政指導される中で市場の期待はしぼんだ。「今回の延期で楽天の存在感の低下が決定的になった。遅れれば遅れるほど参入余地が狭まるだろう」という。


    このアナリストさんはSNSによる影響を甘く見てますね。
    今は本格参入遅れでイメージが悪くなっても、いざ蓋を開けてサービスが良ければ掌返しで賞賛される時代だから。それに楽天が狙う層がまさにネット世代でしょうから、この指摘は的外れだと思う。