(株)メドレックス【4586】の掲示板 2018/08/31〜2018/09/04

本発明は、塩基性薬剤を含有する外用剤に関する。具体的には、本発明は、経皮吸収促進剤としてソルビン酸を含有する組成物に関する。

関連技術の説明
塩基性薬物の経皮吸収を改善するためのいくつかの技術が知られている。例えば、塩基性薬物の等モル塩と有機酸とを形成させることにより、塩基性薬物の脂質溶解性を調整することができる（特許文献1）。また、経皮吸収促進剤として、脂肪酸と有機アミン化合物とからなるイオン液体が用いられている（特許文献2）。しかしながら、いくつかの薬剤では、より良好な吸収性が依然として必要であったか、または従来の技術では長期安定製剤を得ることができなかった。
ソルビン酸は防腐剤として知られており、パップ剤などの水性接着剤に利用することができる（特許文献3）。しかしながら、ソルビン酸は、塩基性薬剤に優れた経皮吸収促進効果を発揮することは知られていない。これらを経皮吸収促進剤や非吸水性組成物として使用することは知られていない。

産業上の利用可能性
本開示の経皮吸収組成物は、チザニジンまたはオキシコドンのような塩基性薬剤を含有する接着剤パッチとして使用することができる。