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シンバイオ製薬(株)【4582】の掲示板 2024/03/05〜2024/03/12

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た~ま 強く買いたい 3月8日 22:05

頑張って計算してみました。

2相試験の結果から、体重50kgの人に0.4mg/kgのブリンシドフォビルを投与すると20mgの投与量となります。仮定血液量を4.5Lとして、投与量を血液量で割ることで、ブリンシドフォビルの血中濃度が4.44444444444mg/Lとなります。ブリンシドフォビルの分子量は561.6914なので、血中濃度をその分子量で割ることで、約7.9✕10の−6条=約7.9μmol/Lとなります。

アデノウイルスB7に対するIC50は0.02μmol/Lです。これと比較すると、ブリンシドフォビルの血中濃度は遥かに高濃度です。血液中だけでなく組織や細胞内にも浸透していくため、血中濃度は高い必要があります。

50%細胞毒性濃度(CC50)は、正常細胞が50%死滅する濃度を示します。ただし、試験管の中でのある特定の細胞株に対しての実験結果であり、生体内とは異なる可能性があります。研究論文などでは特定の細胞についての値が記載されていることがありますが、人体に投与した時の安全性は定かではありません。CC50÷IC50は選択指数SIとなります。正常細胞への影響が高い濃度で観察され、低い濃度で効果が見られれば、選択指数は大きな数字になります。

2相試験で7.9μmol/mlの濃度は安全であるとの結果から、7.9μmol÷0.02μmol=395という数字が出てきます。これは、半数が死滅する濃度ではなく、安全に投与できる濃度での計算です。

実際の選択指数とは異なるかもしれませんが、BCVの投与は全て患者さんのアデノウイルスの消失を確認でき、安全性も確認されています。CMVに対するIC50は0.001μmolとなっていますので、同じ投与量の場合、非常に高い効果が期待できると思います。