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LTTバイオファーマの掲示板

2022/11/16
〔PC-SOD の前期第II相臨床試験における目標投与症例数達成のお知らせ〕
CIPN(化学療法誘発性末梢神経障害)を対象疾患とした PC-SOD の前期第II相臨床試験
におきまして、目標としておりました投与症例数(治験薬を投与された被験者数)を達成し
ましたのでお知らせいたします。
「PC-SOD(LT-1001)」は、当社独自の DDS 技術を用いたバイオ医薬品であり、様々な
疾患の原因となっている活性酸素を消去できる画期的な新薬です。CIPN は抗がん剤治療に
伴う副作用の一種で、抗がん剤投与後にしびれなどが生じ、重篤な場合には抗がん剤の投与
の中止や減量などの対応がとられ、がん治療が妨げられるため、臨床現場で大きな問題にな
っています。現在、この副作用を予防する方法(薬)がないこと、及びこの副作用の原因が
活性酸素であることに当社は着目し、動物実験により PC-SOD が予防効果を示すことを発
見し、開発を進めて参りました。既にご報告しましたように、本剤に興味を持った国内製薬
企業との共同研究契約に則って前期第II相臨床試験を開始し、本年一月に一例目の患者様
の治験への参加登録がありました。
新型コロナウィルスの蔓延、治験開始が4ヶ月遅れたこと、及び抗がん剤の副作用予防薬
という被験者登録が難しい試験であることなどから、本年中の目標投与症例数の達成は難
しいと考えておりました。しかし、当初の予想をはるかに上回るペースで登録が進み、今般
目標症例数に達しました。これは、抗がん剤治療において障害となる CIPN を予防する薬
は世界的に見ても開発されておらず、本臨床試験に対する臨床医の関心が大変高いためで
す。また、治験実施医療施設を取締役が訪問したり、関係する医師やスタッフが参加する勉
強会を開催したりしたことも、迅速な治験者登録に繋がったと考えております。この場を借
りまして、ご協力頂いた医療機関、治験支援企業の皆様に深く感謝申し上げます。
本臨床試験の進捗につきましては、今後も適時お知らせして参ります。順調に進みました
ら、来年秋頃には結果が判明すると考えております。
以上