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オンコセラピー・サイエンス(株)【4564】の掲示板 2019/07/04〜2019/08/07

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武田薬品 ニュースリリースー 京都大学iPS細胞研究所と武田薬品ー 2019年7月16日

京都大学iPS細胞研究所と武田薬品が創製した初のiPS細胞由来CAR-T細胞療法臨床試験に向けた新たなプログラムを開始

低コストで早期提供可能なCAR-T細胞療法によるがん治療を実現するための
iCARTプログラムを開始

京都大学iPS細胞研究所(所在地:京都市左京区、以下「CiRA」(サイラ))および武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)は、このたび、新たなプログラム開始に伴い、新規iPS細胞由来キメラ抗原受容体(CAR)1遺伝子改変T(CAR-T)細胞療法(iCART)に関する研究成果が、両社の共同研究プログラムであるT-CiRAから武田薬品に継承されたことをお知らせします。
T-CiRAの契約条件に従い、武田薬品は本iCART製品の全世界における開発権と商業化権を有し、
CiRAは開発の進捗や承認に対応したマイルストーン収入2を得ます。
武田薬品とCiRAは引き続き連携し、2021年の first-in-human (FIH)試験実現に向け、iCARTプログラムを開始します。

CAR-T療法は、免疫細胞の一種であるT細胞の遺伝子を、特定のがん細胞を認識して破壊することができるように改変する、免疫療法の一種です。患者さんの血液からT細胞を取り出し、遺伝子を改変するという、現行の自家CAR-T療法は長い時間と多額の費用がかかります。

CiRAの金子 新(かねこ しん)准教授と武田薬品の研究者らのチームは、
CiRAにおいて作製した「再生医療医療用iPS細胞ストック」3をもとにクローン化したiPS細胞を用い、患者さんにすぐに提供可能なCAR-T療法(iCART)をT-CiRA共同研究を通じて開発しました。本法は非臨床試験において、CD194を標的とするiCARTが強い抗腫瘍効果を発揮することが明らかになっています。

金子准教授は今後も武田薬品の社外アドバイザーとして、iCARTプログラムに関わります。
本プログラムは、一種類のiPS細胞マスターセルバンクから均一な細胞製剤を大量生産する製法を開発し、現行のCAR-T療法よりも低価格で患者さんに提供することを目標としています。