第一工業製薬(株)【4461】の掲示板 2019/11/02〜2021/12/20

　　　「カイコワクチン」開発挑む

九州大学の日下部宜宏教授は、カイコの体の中で診断薬やワクチンの
原料を大量生産する”昆虫工場”の事業化を進める。
新型コロナウイルスの食べるワクチン開発に全力を挙げている。

畜産業で問題になっているニワトリやブタのコロナウイルス向けワクチンを
開発していたそんな中、中国の武漢で新型コロナウイルスが発生した。このため、
人向けのワクチン開発を急きょ、早めることになった。

新型コロナウイルスの表面にあるトゲ状のたんぱく質の遺伝子を組み込んだ
ウイルスを、カイコの幼虫やサナギに注射して、体内でワクチンの原料となる
たんぱく質を効率よくつくらせる。

今後、動物実験で安全性と効果を確認し、来年、人で臨床試験を始めたいと
思っている。