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日本テクノ・ラボ(株)【3849】の掲示板 2020/12/19〜2021/02/10

2020 年 12 月 25 日
各 位
日本テクノ・ラボ株式会社
代表取締役社長 松村 泳成
2021 年3月期通期業績予想及び当社の現況に関するお知らせ
最近の業績の動向等を踏まえ、2021年3月期通期(2020年4月1日~2021年3月31日)の業績を下記のとおり予想いたします。また、当社の現況に関しましてお知らせいたします。

1.通期業績数値の予想(2020年4月1日 ~ 2021年3月31日)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 1株当たり当期純利益(単位 百万円、円)
550 30 30 20 12.27
2.通期業績予想の発表につきまして
当期は、昨年度第3四半期より顕在化したコロナ禍により、当初予定していた既顧客からの受注が激減したことにより売上が大きく減少し業績は低調に推移いたしましたが、当期通期の見通しができましたので、通期業績予想を発表いたします。
3.当社の現況につきまして
イメージング&プリンタコントローラ事業におきましては、当期上期は見込まれていました受注が激減したことにより売上が多きく減少し業績は低調に推移いたしましたが、コロナ禍により一時停止していた大口顧客の事業の再開に伴い、当期下期は、当社が来年度に納品するための案件を受注すること、また、さらなる案件を、来年度以降においても受注することを見込んでおります。
セキュリティ事業のセキュリティプリントシステム部門におきましては、印刷セキュリティソリューション(製品名:SPSE)の中央省庁からの受注が実現いたしました。当社の SPSE は、性能面および機能面において高い評価を受けたことが受注の理由ですので、当社の優位性が認知されたことを意味し、来期以降、日本全国の自治体への横展開が見込まれます。
セキュリティ事業の統合監視映像システム部門におきましては、過去の実績により、会社名、製品名の知名度が向上しておりますので、監視カメラビデオサーベイランスシステム FIRE DIPPER の引き合いが堅調です。具体的には、発電所、高速道路、原子力発電所、気象庁などの公共インフラを対象とした大型商談がよせられております。
現況としましては、イメージング&プリンタコントローラ事業およびセキュリティ事業の動向が会社の方向性を決定いたしますので、当面は、これらの二事業に注力してまいります。

  • >>145

    以下に、全事業の現状と展望を述べます。
    ・イメージング&プリンタコントローラ事業
    当事業におきましては、新規顧客の開拓よりもすでに実績のある大型案件(高額ハイエンド)二社からの受注推進、関係強化に集中しております。現在のところ、この大手二社との関係は非常に良好で、当社の保有するインクジェットラインヘッド制御および周辺ソフトウェアは、他に代替えができない水準との評価をいただいております。今後におきましても、競合他社との技術差を明確にし、確立された当社の優位性をさらに拡大してまいります。
    弊社との取引関係が先行している一社は、コロナ禍が落ち着くまで、営業、機械製造を休止しておりましたが、コロナ禍後を見据えて、再開の体制を整えつつあります。印刷の品質を維持するための新機能の搭載も実現しております。先方の製造販売計画によれば、来期は、第1四半期より、当社からの納品が再開され、当社の年間販売額は高額になることが見込まれております。
    もう一社の有力顧客は、紙幣、有価証券の印刷機を製造する社歴 100 有余年の老舗企業で、現在の主力製品であるオフセット印刷機の後継機として、インクジェットヘッドを採用した高品位デジタル印刷機を過去 10 有余年開発してまいりました。この間、当社はヘッドの制御技術を提供して、本日に至っており、今後数年間のフォーキャストは、すでに顧客先に設置されている多数のオフセット印刷機をリプレースすることが主力事業となり、それに伴い、当社は、今期内に第1ロットのオーダーを受注することが見込まれております。両社は、複数の開発試作機を製造し、量産モデルの完成に至っております。現在、量産モデルの確定、価格の決定、品質管理、保証などの諸事項を決定しつつあります。
    両社は、当社にとって、コアな顧客であり、当社の長年の研究開発の成果であります。来期以降、当社の両社に対する年間販売額は高額になることが見込まれております。当社といたしましては、競合他社との技術差を明確にして、当社の優位性をさらに拡大してまいります。
    両社以外としましては、中堅オフセット印刷機メーカーが、デジタル印刷機の開発に当社技術を採用し、主な市場である東欧諸国に向けて量産化を実現いたしました。