IDでもっと便利に新規取得

ログイン


ここから本文です

長いけど、
2020年07月27日19時30分
「最高益」予想なのに割安評価、ヒストリカルPERで見つけるお値打ち株 <株探トップ特集>

―今期営業利益“過去最高”予想の有望株をピックアップ―

 割安株を探すときに用いられる代表的な指標と言えば、PBR(株価純資産倍率)とPER(株価収益率)の2つが挙げられる。PBRが企業の保有資産から株価の割安度を測るのに対し、PERは企業が稼ぐ利益から株価の割安度を測る。今回は株価が1株あたり利益の何倍まで買われているかを示す「PER」に照準を合わせ、今期に営業利益が過去最高の更新を見込んでいる企業の中から、予想PERが低水準で株価に割安感があり、上値余地が期待できる銘柄群を追った。

●PERを過去平均との比較で分析

 PERは株価を1株あたり純利益で割ることで求められ、数字が小さいほど割安であると言える。今期の業績予想値から算出される予想PERを使うのが一般的だ。PBRは1倍を下回ると株価が資産価値より安い状態になることから割安と判断されるが、PERには何倍が割安という基準はない。業種平均や同業他社と比べることで割安か割高かを判断することになるが、足もとでは 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で業績予想を未定としている企業が多く、企業間比較をすることが困難な状況になっている。

 そこで、ここでは個別銘柄における現在の予想PERが過去の平均値と比べてどの水準にあるのかに注目し、「株探」で新たに搭載したPERのヒストリカルデータを活用して割安成長株を探してみたい。以下では、時価総額2000億円以下の中小型株を対象に、(1)予想PERが過去3年の平均値を下回っている、(2)本決算月にかかわらず今期の営業利益予想が過去最高益を更新する見通しを示している、(3)予想PERが20倍未満、という条件を満たした7銘柄を紹介していく。

 ※併記した「今期予想PER」と「過去3年の平均PER」は7月27日現在の1株あたり純利益、株価から算出。

【富士ソフト】 今期予想PER:18.2倍 過去3年の平均PER:21.5倍

 富士ソフト <9749> は独立系のITソリューションベンダーで、上場子会社にサイバネットシステム <4312> 、ヴィンクス <3784> 、サイバーコム <3852> 、富士ソフトサービスビューロ <6188> [東証2]の4社を擁する。20年12月期第1四半期(1-3月)はシステム構築分野で自動車関連や社会インフラ系の組み込み・制御系ソフトに加え、流通・サービスや製造業向けを中心とする業務系ソフトが好調で、営業利益は前年同期比13.1%増の44億5900万円に伸び、四半期ベースの過去最高益を14年半ぶりに塗り替えた。直近では上期営業利益の2ケタ増益観測が出ており、業績上振れ期待が高まっている。