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外国人のホテル宿泊、伸び率鈍化 船内泊や民泊広がる

 2016年に国内のホテルや旅館に泊まった外国人は前年比8・0%増の延べ7088万人だった。観光庁が3日、発表した。比較ができる12年以降では最も多いが、伸び率は前年の46・4%から大きく鈍化した。クルーズ船で来日する観光客が船内で泊まったり、住宅の空き部屋に泊まる「民泊」を利用したりするケースが広がっているためとみられる。

 一方、日本人の宿泊者は4億2330万人で3・5%減った。大型連休の日の並びが悪かったほか、熊本地震や大型台風などの影響もあったようだ。外国人との合計でも2・0%減り、12年以降で初めて前年割れした。

 政府は20年までに訪日外国人客を7割近く増やして年4千万人にする目標を掲げる。観光庁の田村明比古長官はこの日の衆院国土交通委員会で、目標が実現した場合は国内でホテル・旅館が「5万室ほど不足する」との試算を示した。