(株)レナウン【3606】の掲示板 〜2015/04/28

　◆◆踏み上げ相場って何のこと？◆◆

★踏み上げ相場について理解するには、まず信用取引について知っておきましょう。①信用取引とは、証券会社から株を借りて、売り注文から株取引をすることです。②次に、株価が下がった処で、今度は株を買い戻して、証券会社に借りた株を返します。株を買った値段と、売った値段の差額が、利益になるのです。

★「へぇ～　便利だね」と思いますが、株が下がると思って、「信用のカラ売り」をしたのに株価が上がってしまったら、損失が出ることになります。ですから、買戻し（損切りの買い）をすることになります。信用取引の場合は、手持ちのお金の3倍までの金額で株取引をすることができますので、損をする時もその倍率で損失がふくらみます。ですから信用取引をしている場合、株価が予想に反した動きをすれば、この買い戻しは、通常の株取引（現物取引）よりも敏感に反応します。

★この時「損失を小さく抑えたい」と、損切りを急ごうと考えるのは当然です。信用の売り残が大きくフクランでいる銘柄ほど、買戻しの力は大きくなります。6ヶ月の返済期限が迫っている場合は、尚更のことです。この損切りの為の買い戻しによって、株価が上がりだすと投資家は敏感に反応し、株価の上昇に拍車がかかります。

★この様に空売りをしている人が、株価上昇に耐えられずに買い戻すことを「踏み上げ」と言い、この空売りの買戻しを原動力とした上昇相場を「踏み上げ相場」といいます。踏み上げ相場で株価が上がった後に、今度は株価が大きく下げることもあります。しかし、こうした踏み上げを狙って買うという戦略は、必ずしも成功するというものでは無く、むしろ逆張り的な側面が強いです。

★踏み上げに発展する可能性が高い条件としては、以下のようなものが挙げられます。
　・信用倍率（貸借倍率）が1倍以下。（空売りの方が、信用買いよりも大きい）
　・空売りの残高が発行済株式総数の1%以上を占めている。
　・浮動株が少ない。
　・逆日歩が発生している。（または、発生しそう）
　・時価総額が低い（値動きが軽い）





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