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(株)エスイー【3423】の掲示板 2020/01/20〜2021/10/12

足もと東京市場ではコロナ耐性の弱い銘柄、いわゆる景気敏感セクターに属しリアルな人の流れを必要とするビジネスモデルを持つ銘柄群に買い戻しの動きが活発だ。代表的なのは日本航空<9201>やANAホールディングス<9202>などの空運株が象徴的だが、これらを第一陣とすれば第二陣、第三陣はどこかという“次を探す”動きに発展している。もちろん、これまでウィズコロナでも業績を伸ばしてきた半導体や電子部品株の相場が終了形にあるということでは全くないが、株式市場に流入する資金は常に新しいものや変化を好むという性質があり、さながら、今はバリュー系の銘柄から上値余地の大きいものに照準を合わせる「バリュースマッシュ」が、旬な投資戦略というステージに入っている。

前日に取り上げた明和地所<8869>やジオスター<5282>などはその新しい流れに乗る銘柄だ。コモディティ価格の上昇が顕著となるなか、総合商社で出遅れの双日<2768>も大型株ながら比較的足の軽い動きを示した。これらの銘柄は押し目買いを念頭に置いて引き続き値動きをウォッチしておく価値がありそうだ。内需系銘柄では今月13日に福島、宮城県を中心に観測された地震の被害が伝わるなか、改めて国土強靱化というテーマにマーケットの関心が向いている。大成建設<1801>、大林組<1802>をはじめとしたゼネコンの株価を刺激しているが、相場が比較的新しいこともあり中小型株も併せてマークしておくところ。もとより、国土強靱化には5年間で15兆円規模の対策が掲げられている。前述したジオスター以外では橋梁補強のエスイー<3423>や長谷工系土木の森組<1853>なども株価に値ごろ感がある。

このほか、株価3ケタ台の銘柄では21年12月期の業績回復に期待の大きい消費関連の千趣会<8165>やアルミ2次合金地金のトップメーカーで自動車販売回復の恩恵を受ける大紀アルミニウム工業所<5702>。また、ホットヨガやリゾートホテル事業を展開するアールビバン<7523>などもマークしてみたい。

あすのスケジュールでは、1月の鉱工業生産指数速報値、1月の建機出荷額、1月の住宅着工など。また、東証マザーズにcoly<4175>、ジャスダック市場に室町ケミカル<4885>が新規上場する。海外では、1月の米個人所得・消費支出、2月の米シカゴ購買部協会景気指数、2月の米消費者信頼感指数確報値(ミシガン大学調査)など。(銀)

出所:MINKABU PRESS