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(株)アスコット【3264】の掲示板 2016/06/02〜2016/06/03

代表的なアルゴリズム取引5つ
1.アイスバーグ注文
リスク軽減を目的としたアルゴリズム取引です。大口注文を一気に出すとその銘柄の値動きが左右するほどインパクトを与えます。その注文により急落してしまっては、注文を出した大口は安値で売却する事態に陥りかねません。このようなリスクを回避する目的で利用される取引です。具体的には大きな注文を一度に出すのではなく小口に分割して注文を出します。100万株売りたい場合、コンピューターが大口注文であると察知されない程度に分割し一気に注文を出します。歩み値を見ると一見大勢の投資家が一気に売ったように見えます。
2.ステルス注文
誰にもわからないようにこっそり注文を出す取引です。例えば、大口投資家が空売りをしたいときステルス注文を利用するとします。板を見ると通常あるはずの売り板が存在しません。それを知らない投資家が買いを入れると瞬間的に約定します。HTF取引で超高速取引をおこなうことによって投資家が買いをいれた瞬間に売りをいれます。それにより大きな売り板を出さずに注文を出すことができ、マーケットインパクトを与えずに取引することができます。
3.イベントに反応するアルゴリズム
マクロ指数やニュースなどに反応し自動で注文を出すアルゴリズム取引です。
4.裁定取引・出遅れ察知アルゴリズム
同じ価値のある2銘柄の割高のものを空売りし割安のものを買ってその差益を得る取引のことを裁定取引といいます。この取引を自動化します。
5.見せ板アルゴリズム
見せ板を出し値動きを活性化させ流動性を高めるアルゴリズムです。大きな注文板(売買する意思はない)を出すと投資家はその板に反応し注文をいれます。
アルゴリズムを逆手にとった取引
 ステルス注文を出しているのは大口投資家である可能性が高いです。なぜならこの注文は個人投資家が出すことができないからです。この取引を目撃すれば大口投資家の意思を推測することができます。例えば売り注文が大量に出された(歩み値が動く、値がチカチカ頻繁にする)がまったく値が動かないときはステルス注文の可能性が高いです。大口投資家は買っているサインになります。当然、「上げる意思がある」と判断し買うことができます。このようにして大口投資家の意思を読み取り、売買に利用することができます。