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(株)アスコット【3264】の掲示板 2016/05/31〜2016/06/01

代表的なアルゴリズム取引5つ

2.ステルス注文
こちらもリスクを軽減するための取引です。ステルスを直訳すると「こっそりすること」という意味です。誰にもわからないようにこっそり注文を出す取引です。例えば、大口投資家が空売りをしたいときステルス注文を利用するとします。板を見ると通常あるはずの売り板が存在しません。それを知らない投資家が買いを入れると瞬間的に約定します。HTF取引で超高速取引をおこなうことによって投資家が買いをいれた瞬間に売りをいれます。それにより大きな売り板を出さずに注文を出すことができ、マーケットインパクトを与えずに取引することができます。

5.見せ板アルゴリズム
見せ板を出し値動きを活性化させ流動性を高めるアルゴリズムです。大きな注文板(売買する意思はない)を出すと投資家はその板に反応し注文をいれます。これにより売買が起こり値動きが活性化されます。見せ板といえば「相場操縦」が連想されますが流動性を高める一面もあります。リスク軽減とコスト削減を目的としたアルゴリズムです。一般個人投資家がおこなうと「相場操縦」の違反行為になります。個人投資家の場合、流動性を活性化させる目的でおこなうはずがないので禁止されているのでしょう。
アルゴリズムを逆手にとった取引
 取引しているとアルゴリズム取引は簡単に発見することができます。それほど頻繁に取引されています。特にステルス注文は頻繁に目撃します。今回はステルス注文を逆手にとった取引を紹介します。ステルス注文を出しているのは大口投資家である可能性が高いです。なぜならこの注文は個人投資家が出すことができないからです。この取引を目撃すれば大口投資家の意思を推測することができます。例えば売り注文が大量に出された(歩み値が動く、値がチカチカ頻繁にする)がまったく値が動かないときはステルス注文の可能性が高いです。大口投資家は買っているサインになります。当然、「上げる意思がある」と判断し買うことができます。このようにして大口投資家の意思を読み取り、売買に利用することができます。