投稿一覧に戻る シニアコミュニケーションの掲示板 9067 *** 2013年10月25日 01:30 シニアコミュニケーション社とニイウスコー社の事例で、粉飾に関わった取締役に対して損害賠償を命じる判決が言い渡された。 http://www.lotus21.co.jp/works/sample/516sample.pdf 6月4日の終値1万1320円と口頭弁論終結時の株価の差額部分に保有株式数を乗じた約224万円を損害額と認定し、シニア社の取締役らに対して、損害賠償を命じた(平成25年2月22日判決、東京地裁民事第16部)。 元株主の人、勝訴が認められたようですね。判決見たいのですが、どうやってみればいいのでしょうか?シニア社の取締役は控訴したのでしょうか?裁判所のサイトをみても、判決文が取れませんでした。 http://careerconnection.jp/review/weekly20110207.html シニアコミュニケーションは、中学・高校の同級生だった山崎伸治、渡部正教、馬谷尚利の3人が2000年に設立した会社だ。社長には山崎が就き、渡部と馬谷は副社長となった。渡部が営業を担当し、馬谷は経理担当となった。 社長の山崎は、会社の上場が目標だった。そこで経理担当の馬谷が、このミッションを遂行した。 速やかな上場のためには、売り上げの伸びが必要になる。この会社は業務の性質上、年度の前半では売り上げが低く、後半に高いという特徴があった。そこで馬谷は考えた。 「実際の入金さえあれば、多少の前倒しで売上げを計上することは許される」 社長の山崎もこう思っていた。 「馬谷に任せておけば大丈夫」 馬谷は、売り上げを前倒しで計上していく。ところが狂いが生じた。途中で契約金が減額されたり、契約が頓挫したりするケースが出てきたのだ。しかし、すでに監査は終了。馬谷は、もう後には引けなくなった。 最初にやったのは、不良債権化の先延ばしだ。会社の基準で「貸し倒れ」と処理されている債権を、入金の時期をずらして正常債権のように装った。馬谷は、営業担当の渡部に対しても、 「監査から問い合わせがあれば、自分の言うとおりに説明するように」 と指示した。 (略) 結局、シニアコミュニケーションで計上された架空の売り上げは、5年間にわたり総額11億5700万円になった。入金されなかった売掛金は、22億1100万円にのぼった。マザーズの上場は取り消された。 不正の責任をとり、3人は退任した。書類の偽造を強要された社員は、途中で退職している。この一部始終を、調査報告書で読むことができる。ビジネスマンの隠れた必読文献だ。 結局、シニアコミュニケーションで計上された架空の売り上げは、5年間にわたり総額11億5700万円になった。入金されなかった売掛金は、22億1100万円にのぼった。マザーズの上場は取り消された。 不正の責任をとり、3人は退任した。書類の偽造を強要された社員は、途中で退職している。この一部始終を、調査報告書で読むことができる。ビジネスマンの隠れた必読文献だ。 https://post.tokyoipo.com/visitor/search_by_brand/infofile.php?brand=3929&info=532503 必読書と勧められたので、調査報告書みてみました。いやー、書いた人文章のセンスありますね。 返信する そう思う1 そう思わない0 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する 証券取引等監視委員会に情報提供する ツイート 投稿一覧に戻る
*** 2013年10月25日 01:30
シニアコミュニケーション社とニイウスコー社の事例で、粉飾に関わった取締役に対して損害賠償を命じる判決が言い渡された。
http://www.lotus21.co.jp/works/sample/516sample.pdf
6月4日の終値1万1320円と口頭弁論終結時の株価の差額部分に保有株式数を乗じた約224万円を損害額と認定し、シニア社の取締役らに対して、損害賠償を命じた(平成25年2月22日判決、東京地裁民事第16部)。
元株主の人、勝訴が認められたようですね。判決見たいのですが、どうやってみればいいのでしょうか?シニア社の取締役は控訴したのでしょうか?裁判所のサイトをみても、判決文が取れませんでした。
http://careerconnection.jp/review/weekly20110207.html
シニアコミュニケーションは、中学・高校の同級生だった山崎伸治、渡部正教、馬谷尚利の3人が2000年に設立した会社だ。社長には山崎が就き、渡部と馬谷は副社長となった。渡部が営業を担当し、馬谷は経理担当となった。
社長の山崎は、会社の上場が目標だった。そこで経理担当の馬谷が、このミッションを遂行した。
速やかな上場のためには、売り上げの伸びが必要になる。この会社は業務の性質上、年度の前半では売り上げが低く、後半に高いという特徴があった。そこで馬谷は考えた。
「実際の入金さえあれば、多少の前倒しで売上げを計上することは許される」
社長の山崎もこう思っていた。
「馬谷に任せておけば大丈夫」
馬谷は、売り上げを前倒しで計上していく。ところが狂いが生じた。途中で契約金が減額されたり、契約が頓挫したりするケースが出てきたのだ。しかし、すでに監査は終了。馬谷は、もう後には引けなくなった。
最初にやったのは、不良債権化の先延ばしだ。会社の基準で「貸し倒れ」と処理されている債権を、入金の時期をずらして正常債権のように装った。馬谷は、営業担当の渡部に対しても、
「監査から問い合わせがあれば、自分の言うとおりに説明するように」
と指示した。
(略)
結局、シニアコミュニケーションで計上された架空の売り上げは、5年間にわたり総額11億5700万円になった。入金されなかった売掛金は、22億1100万円にのぼった。マザーズの上場は取り消された。
不正の責任をとり、3人は退任した。書類の偽造を強要された社員は、途中で退職している。この一部始終を、調査報告書で読むことができる。ビジネスマンの隠れた必読文献だ。
結局、シニアコミュニケーションで計上された架空の売り上げは、5年間にわたり総額11億5700万円になった。入金されなかった売掛金は、22億1100万円にのぼった。マザーズの上場は取り消された。
不正の責任をとり、3人は退任した。書類の偽造を強要された社員は、途中で退職している。この一部始終を、調査報告書で読むことができる。ビジネスマンの隠れた必読文献だ。
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必読書と勧められたので、調査報告書みてみました。いやー、書いた人文章のセンスありますね。