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(株)アスカネット【2438】の掲示板 2020/02/20〜2020/04/06
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1003
>>996
論理立った素晴らしい回答をいただき大変ありがとうございました。ただ減衰した光が増幅されるところがもうひとつ腑に落ちません。拡散したものを再び収束するにしてもロスは不可避ではないかと愚考します。ここは私の理解力の不足によるところとして、もうひとつの実用上の問題です。デモ画像だけでは応用分野が思いつきません。画像が浮かんだだけでユーザビリティやアクセッシビリティが向上する機器が思い浮かびません。よろしくご指導ください。
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1004
>>996
>元ドットのエネルギーからはプレートを透過する分の減衰はしていますが
だから、アスカネットも製品プレートの減衰率を
性能表示したら良いと前から言っている。そうすれば輝度減衰の
設計計算できる。
oxg***** 2020年4月6日 00:31
>>992
質問をいただいておりましたので、分かる範囲でお答えします。
tanさんは、元映像をプレートから離して空中映像の飛び出し距離を延長させると、(距離の二乗に反比例して減衰するので)像が暗くなるとお考えのようですので、ASKA3Dプレートの原理を踏まえて説明したいと思います。
話を単純にするために、光源をディスプレイの1ドットとして考えてみます。
光源から発する光は周辺に拡散していきますから、光源からの距離が離れるほど同面積に照射される光のエネルギーは低下していきます。
ところで再帰反射材はご存知でしょうか。再起反射材には反射した光が光源に戻る性質があり、交通標識などで広く利用されているものです。
光源から放たれた拡散する光に再帰反射材が照らされると、反射した光が光源の1点に収束して戻っていくわけですから、再帰反射材から距離が離れるほど(光源に戻っていくに従って)同面積の光のエネルギーはどんどん上昇していくわけです。
ですから、光源に戻ってきた光は、行きは減衰、帰りは増幅となり、再帰反射材や大気のロスはあるものの、光源から再帰反射材の距離の2倍(往復分)減衰するわけではありません。
そしてASKA3Dプレートの場合、プレートを照らした光は、XY軸方向の光は再帰反射しますが、Z軸方向の光は透過します。
つまり、光源から放たれた拡散する光がプレートを照らすと、プレート反対側では収束する光となり、光源と等距離の1点に収束します(光源とは別の位置に再帰反射)。収束した光は再び拡散していくので、空中の光源から光が放たれていることとなり、その光が目に入ると空中に光源があるように見えるわけです。
最初のディスプレイの1ドットの隣のドットでも同じような作用で先程の空中の光源の隣に結像します。ディスプレイ全てのドットで同じことが起きるのでディスプレ全体が空中に浮いているように見えるわけです。(空中のそれぞれのドットから光が発している。)
凹面鏡や虫眼鏡で光を集めるイメージでしょうか。もちろん元ドットのエネルギーからはプレートを透過する分の減衰はしていますが、再帰反射材の場合と同様に光源からプレートの距離の2倍減衰しているわけではありませんから、実用不可能(視認が不可能)な程のロスにはなりません。
こういった特性からASKA3Dプレートの作る空中像は虚像や錯覚ではなく、実像と定義されています。
アスカネットも展示会で空中像を虫眼鏡で拡大して見せたり(実像の特徴)していますし、空中像をカメラで撮影するときは空中像の距離にピントを合わせる必要があります。
拙い説明ではありましたが、ご理解いただけましたなら幸いです。
ASKA3Dプレートは「空中映像を表示するプレート」と考えるより、「プレート裏側の光を表側にコピー(または延長?)するプレート」と考えた方が理解しやすいかと思います。