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(株)アスカネット【2438】の掲示板 2019/08/16〜2019/10/03

空中映像の拡大の話題が出ていましたので、それ関係の話をしてみます。

まず、プレート裏側のスマホを置いたとすると、プレート表側の空中に表示されるスマホの画面は元のスマホと同じ大きさで表示されます。

スマホのあるドットから発した拡散する光がプレートに当たると、プレートの反対側では収束する光となり、等距離の位置に点として集まります。そこから再び拡散する光を見るので、空中の1点から光が発しているように見えるわけです。

先ほどのドットの隣のドットから発した光は、空中の先ほどの空中のドットの隣に結像します。こうやってスマホの画面の全ドットが空中に表示されるので、「等距離の位置に同じ大きさで画面が表示される」ことになります。

ASKA3Dプレートは当たった光を1点に集めるパラボラの皿のようなイメージですね。

仮に10m角の超大型プレートがあったとして、プレートの裏側5mの位置のスマホの画面は、プレートの表側5mの位置に元のスマホと変わらない高精細で明るい画面が同じ大きさで表示されることと思います。

空中映像を拡大する方法についてですが、A-BALLの実用新案を見ると内部にレンズを組み込むことで空中像の拡大が可能とあります。

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【0 0 3 5 】
 更に、携帯電話のディスプレイ( 表示面) の上に、当接して又は僅少の隙間を設けて、画像を拡大するレンズを配置することもでき、これによって、空中像表示手段の他側に形成される空間像の拡大が可能となる。この場合のレンズは凸レンズでもよいし、レンチキラーレンズであってもよい。
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スマホの画面を虫眼鏡で見れば大きく見えるので、それを空中に表示すれば空中の画面も大きく見えるということのようです。

話は逸れますが、文献ではレンチキュラーレンズに触れられています。もしレンチキュラーレンズが組み込まれていれば、専用アプリを使って普通のスマホの画面を多視点の空中立体映像として表示することも可能になると思います。

これはLooking Glass + ASKA3Dプレートの組み合わせ(立体映像の空中表示)と同じ構成ですから、かなり表現力の高いものになりそうです。

本題に戻りますが、こうして空中に見える映像は実像なので、空中映像を虫眼鏡で拡大して見ることも可能です。

アスカネットが展示会で虫眼鏡を使用して、空中映像を拡大して見せたりしているらしいです。