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セントケア・ホールディング(株)【2374】の掲示板 〜2015/04/08

 「サービス付き高齢者向け住宅」の戸数が急増している。成長が著しい介護銘柄のセントケアHD <2374> 、ケアサービス <2425> 、N・フィールド <6077> 各社の現在の経営状況や住宅の提供サービスを具体的に紹介するとともに今後の高齢者向け住宅について考察していく。

■サービス機能と住宅の斡旋を同時に提供する事業が成長

 セントケアHDは、JASDAQスタンダード市場に上場しており、訪問介護、入浴を中心に介護サービスを提供する企業である。直近の実績(2014年3月期)は売上高315億円(前年比110%)、当期純利益960百万円(前年比132%)で、売上高は10年以上連続で増収を続けている。2015年3月期の重点戦略では、複数の介護サービスを1つの拠点で提供する新サービス「複合型サービス事務所」を開設・運営に取り組むことを挙げている。その一環として2015年2月11日付のけあNewsでは、グループ会社のセントケア千葉が首都圏及び千葉県木更津市で初めて複合型サービス事務所「セントケアさいわい」を3月に開設すると伝えた。

 通所介護を主力とするJASDAQグロース市場上場のケアサービスは、最近ではサービス付き高齢者向け住宅の開設・運営にも注力している企業だ。直近の業績(2014年3月期)は売上高73億円(前年比106%)、当期純利益117百万円(前年比48%)。売上の特徴は、サービス付き高齢者向け住宅の利用の大幅な伸びにある。

 具体例を挙げると、売上全体に占めるサービス付き高齢者向け住宅事業の比率は5.2%に過ぎないが、全体の利益に占める比率は12.3%で利益率も13.1%と介護事業の10.5%より高く、同社の経営に大きく貢献している。また中期経営計画(*5)でも、サービス付き高齢者向け住宅事業は2桁の伸びを想定しており、今後の業績の中心になることが予想される。

 各社ともに訪問・通所介護だけではなく、サービス付き高齢者向け住宅事業や住宅と介護の複合サービスを提供する事業に参入することで、売上を伸ばしていることが業績から伺える。