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名工建設(株)【1869】の掲示板 〜2015/09/22

転機を迎える名工建設(1/2)
6月26日の株主総会で政官学いずれにも著名な藤野東大名誉教授が社外取締役就任となる。同氏は現在でも内閣府政策統括官付政策参与、(財)国土技術研究センター理事、(財)建設コンサルタンツ協会理事、首都高橋梁委員会委員長等々の国家レベルの重要なインフラ政策にアドバイザーとして参画中だ。
社長は野田氏、H24年までJR東海代表取締役副社長を務め、直後名工社長に就任したが引続き重責を負う。

名工の通期見通しは売上微増、営業・経常・利益とも35%前後の減益を予想している。
上期は売上12.3%増、営業利益27.5%増だが下期中心にリニア工事やJPタワーの収益増を計上せず、一方、JPタワーは通期で開館準備経費を大幅積み増したためだ。
その結果最終EPSは59.4円、配当11円で配当性向は18%前後、前期も配当性向は11%とかなり低い。中計では中部地区発祥のゼネコンになり、海外にも進出と謳っているが鹿島、大成30%前後の配当性向に比べるといかにも見劣り、再検討すべきだろう。
なお今期の業績もリニア工事やJPタワー収益等が加われば前期のEPS95.6円を軽く上回り、前期同様大幅上方修正になる確率が高い。
http://www.bridge.t.u-tokyo.ac.jp/~fujino/index_j.html

  • >>458

    転機を迎える名工建設(2/2)
    5月末、日経はJR東海の15年度リニア工事は過去最高の3660億円を計画と報じ、5.5兆円へのゴングが鳴った。名工も6月総会ではJR東海のリニア開発副本部長から転進の現常務、甲坂氏を専務に昇格させるなど受け皿づくりは周到だ。

    週末に国交省が全国の地区別地価を発表、上昇が著るしい場所として銀座と名古屋駅周辺の2箇所を挙げた。JPタワーは名古屋1丁目1番地にそびえる1フロア700坪、地上40階、地下3階の商用大高層ビルだ。11月竣工で今期にもある程度の収益が見込まれよう。いちよしアナリストは2月末、「不動産収入の貢献を予想」とのコメントを出している。

    追い風はまだ続く。来年のサミットが三重県伊勢志麻に決まった。様々な新プロジェクト浮上が予想されるが中部を本拠の名工には願ったりの話だ。
    新幹線開通で賑わう北陸も名工が数年来力点を置く地域のひとつ。円安で生産の国内回帰が進み、工場立地の目玉候補地として一躍注目されだした。現在金沢駅から徒歩1分に鉄筋コンクリート15階建て97戸の共同住宅及び店舗を建設中だ。
    他地域でも今期に入り東京の豊洲新市場や、愛知清須市役所などを着々と受注している。
    これから数年、名工は大きな転機を迎えると見て、長期的視野で注目していきたい。
    http://jptower-nagoya.jp/