ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

常磐開発(株)【1782】の掲示板 2015/04/28〜

>>746

TOB価格を7800円から9000円まで引き上げた訳だが、これは、9000円で買収しても全く問題が無いのに、7800円で買収しようとしていたという事に他ならない。

MBOという、現経営者と既存株主の利益が真っ向から対立する案件に於いて、社外も含む取締役達は、トラスティーズ・アドバイザリーなる聞いた事もない会社の出鱈目な株式価値算定書に基づいて、株主の利益を大きく毀損する極端に安い価格でのTOBに応募を推奨していた訳で、取締役としての善管注意義務に背いていたという他ない。

会長の佐川と取締役の篠原による、会社の(有利子負債を差し引いたネットの)現金性資産さえも下回る極端に安い株価でのMBOという醜悪な企みは、アクティビスト(Black Clover Limited)の参戦によって変更を余儀なくされた訳だが、逆に言えば、アクティビストが参戦しなければ、この醜悪な企みは実現してしまっていた可能性が高いという事だ。

やはり、形式要件さえ満たしていれば、スクイーズアウトの際の価格決定の申立に於いて、不当に安いTOB価格と同じ価格での買取が認められてしまう異常な判例が出来てしまった事は、大いに問題だと思う。

9000円というTOB価格は、1株当たりの現金性資産である8750円よりは高いが、この会社の事業(オペレーション)の価値については、僅か250円の評価しかしていないという事であり、これに発行済株式数をかけると2億円弱という事になる(苦笑)。

自分達(会長の佐川と取締役の篠原)が経営している会社の事業(オペレーション)の価値が2億円弱しか無いと評価しているというのは、自分達は無能だと言っているのに等しいと思うのだが、このアイロニーを彼らはどう考えるのだろうか?