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中外鉱業(株)【1491】の掲示板 2018/10/18〜2019/04/04

オリンピックにおける各メダルの素材はオリンピック憲章にてきちんと規定がされてあります。
・メダルは、少なくとも直径60ミリ、厚さ3ミリでなければならない。
・1位及び2位のメダルは銀製で、少なくとも純度1000分の925であるものでなければならない。
・1位のメダルは少なくとも6グラムの純金で金張り(又はメッキ)が施されていなければならない。
と言う事は・・・金メダルも銀メダルも素材は銀ということになり、その違いは6グラムの金メッキがしてあるかしていないかという点のみになります。
しかも指定してある銀という素材も純度が1000分の925ということから純銀ではなく、銅を混ぜた「銀合金」という素材に当たります。
銀の純度を下げた理由ははコストを下げるためではなく、強度を増すためだと言う事です。 銀メダルの素材は銀が93%銅が7%、銅メダルの素材は銅97%亜鉛・すず3%となっています。 簡単に言うと、金メダルは銀製、銀メダルは銀製、銅メダルは銅製と言う事でしょうか?
金メダルが純金ではないと言う衝撃的な事実が分かってしまいましたが左記の仕様書を元にロンドンオリンピックの時の各メダルの原価その時の相場で計算してみると・・・
・金メダルの原価 45000円
・銀メダルの原価 22500円
・銅メダルの原価 300円
知らない方が良かったと思うことが今目の前で起こっています。。。
1912年開催のストックホルムオリンピックまでは純金製の金メダルを採用していましたが、なぜその後金メッキになってしまったかと言うと開催国によって経済的な不利が無いようにとの配慮があるようです。
仮に400種目全ての金メダルを純金で作ったとすると1個約350g×1g@¥5000=175万円!
175万円×400種目=70億円!!
金メダルを獲得すること自体に価値がある事ですので、金メダルの価格について考えるのはここまでにしておきます。