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おはようございます。 こちらは昨日から雨模様。 日経もパッとしませんね。 世界の株価やNY市場の状況は土曜日の投稿をご参照ください。 本日のモーサテより ◆先週のNY市場について補足 ※先週は相場を大きく動かす材料に乏しい中でもダウは堅調に推移し週間ベースでの上昇は今年最高となった。 消費関連株を中心に買いが先行。取引時間内に🇺🇸5月ミシガン大学消費者信頼感指数が期待インフレ率(インフレ予想)が予想を上回る結果となり、高金利の長期化が意識され終日相場の重石となった。 ◆昨日の指標結果など ①🇺🇸5月ミシガン大学消費者信頼感指数 半年ぶりの低水準。67.4と市場予想76.2前回77.2を大幅に下回るも、期待インフレ率(インフレ予想)が1年期待で3.5%と予想3.2%前回3.2%を上回る結果となり、こちらはFF金利の利下げ期待が後退する結果となった。 【調査担当者】無視できない悪化、消費者は物価や金利、労働市場が悪い方向へ向かっていると懸念」 ◆今週の予定 14日(火)🇯🇵4月企業物価指数 🇺🇸4月生産者物価指数 🇺🇸FRBパウエル議長公演 15日(水)🇺🇸CPI4月消費者物価指数 🇺🇸小売売上高 🇺🇸NY連銀製造業景気指数 16日(木)🇯🇵1−3月期GDP(速報値) 🇺🇸フィラデルフィア連銀製造業景気指数 17日(金)🇨🇳4月小売売上高・固定資産投資・鉱工業生産 🇺🇸4月景気先行指数 →🇺🇸CPI:伸び鈍化が見込まれており、予想通りならFRBの利下げ観測が見込まれそう →先週のFRB高官のタカ派的な発言と波長を合わせてくるのか、これまで通りハト派発言なのかが注目 ◆今週の為替(バークレイズ証券:門田真一郎氏) ①予想レンジ 153.00円〜158.00円 ②注目ポイント(🇺🇸先行きの雇用悪化リスク) 4月雇用統計→予想下回る 新規失業保険申請者数→前週を上回り予想に対しても上回る 3月JOLTS求人統計→前月を下回り市場予想も下回る 【今後のドル円相場は?】雇用が悪化すればドル高後退もあり得るが、短期的には金利差もまだまだ大きいことから150円台で推移する。 ◆今日の日本株(みずほ証券:三浦豊氏) ①予想レンジ 37900円〜38300円 軟調に推移するものと見られる ②注目ポイント(日経平均の上値を抑えるもの) ・今年の日経平均の累積売買代金では38000円以上が大きく、39000円以上が半数を超える。 ・値動きを重視する投資家が日本株から欧米株に乗り換えていることも要因 【今後の日経平均は?】36000円から39000円のレンジ相場となりそうだ ◆専門家インタビュー🇺🇸専門家に聞く 為替介入で「円高リスク」も ・今のところ効果的 ・ドル安時を狙って介入してきている ・円高ドル安への転換に警戒→景気低迷のサインが出ればドル高の流れは止まる ・長期金利差が昨年の4%から現在は3.5%まで縮小しており、今後さらに円安が進行するのを正当化するのは難しい。 🧐長期金利差は縮小→1年以上先を見ると🇺🇸も金利が下がり🇯🇵は金利が上昇していっているだろうと市場は考えている。 ただ現在は政策金利、つまりほぼ短期金利は5%以上の開きがある→当面は円安の状況(現在の状況)は続くと見られている、と捉えることができます。 ◆モーサテサーベイ ①今週末の日経平均予想の中央値:38400円 ②今週末のドル円予想の中央値:155.50円 ③円安局面は終わったか?:53%終わってない ④モーサテ景気先行指数:🇯🇵2週ぶりに悪化🇺🇸2週ぶり改善【欧州】と🇨🇳小幅に悪化 ◆ドル安政策は救いの手か諸刃の剣か(ロールシャッハアドバイザー:ジョセフ・クラフト氏) 【トランプ再選ならドル安政策か?】 ドル安政策を導入または容認した事例 ・レーガン政権第2期(1985〜1988)プラザ合意:262.80円→121.10円 ・クリントン政権第1期(1993〜1996年)容認:125.19→79.75円 これらのドル安政策の副作用3つ 1、貿易保護主義の助長 2、輸入物価の急上昇 3、基軸通過など国力の低下 【結論】市場はドル高方向と見ている。トランプ氏も財政拡張・関税・安全保障面を重視→ドル高をもたらす。どこまで本格的にドル安政策をするかにかかっている。 ◆今日の経済視点 ・スタグフレーション懸念(クラフト氏) 雇用統計(弱)に対し平均時給・PCE個人消費(粘着的)、ISMも総合で50割り込むもこの中の価格指数が大きく反発、ミシガンセンチメントも総合指数(下落)に対してインフレ予想(上昇)。このような中🇺🇸株高かに違和感。 とのことでした。 いつも長文🙇
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まぬ円高が日本企業に迫る海外移転加速-国内空洞化の恐れ一段 2011年 歯止めの掛からない円高で日本の 製造業が岐路に立たされている。すでに長期にわたる国内経済の停滞 で企業は疲弊、従業員数は過去20年間に3分の1減少した。ここに きて急激に進む円高は輸出企業の為替差損を拡大し、生産立地の一段 の見直しを迫る。世界第2位の経済大国の地位を失った日本の製造業 の先行きには悲壮感も漂う。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 当時の記事はこんな感じ リーマンショック+円高ショックで経済ボロボロ 2011年の雇用情勢についてみると、年平均の有効求人倍率は前年より0.13ポイ ント上昇の0.65倍と引き続き1倍を下回り、完全失業率は前年より0.5%ポイ ント低下したものの4.6%の水準にあるなど、持ち直しの動きがみられたが、 東日本大震災の影響もあり、依然として厳しい状況となった。 ↑厚労省資料、かなり厳しかったね
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xより 先週の振り返り。パウエルが「利上げ」を否定。FEDの今後の選択肢は「据え置き」「利下げ」の二択であることが改めて示唆されたFOMC。そして、Q1データが強くQ2データはどうなんですか?という流れの中、派手に滑った雇用統計。金利は大きく低下。2年金利はCPI前の水準まで戻す。2年金利は金融政策の影響をもろに受けるのでFEDのスタンス変更がない限り上昇しにくい。5%はお宝だったようだ。一方で利下げ織り込みは年内2回近くまで進んだ。さらに進めるには更なるデータが必要であり、それ無しで2年金利が更に低下する未来も見えない。結局、年内1〜2回の利下げ織り込みの範囲でCPIまでは推移しそう。10年金利も大きく低下。長期金利に関しては、増額なしのリファンディング、バイバックの公表、QTのテーパリング開始等々、需給で追い風のネタが並ぶ。従って、昨年のタームプレミアム暴発で10年5%みたいな未来は目先は見えない。足元エネルギー価格なども落ち着いてきており期待インフレは上昇しにくい。ISMなども雲行きが怪しくなってきているので実質金利も上昇しにくい。ただ、単月のデータだけだと何とも言えないので、引き続き、データを見ていく必要がある。長い目線で考えるとアメリカの財政は酷いので根底には発行懸念等で長期金利上昇圧力が残ることは頭の片隅に置いておきたい。 FOMC、利上げ否定、BS縮小ペース減速 ISM製造業⬇️ ISMサービス⬇️ 消費者信頼感指数⬇️ 雇用統計、雇用者数⬇️失業率⬆️賃金⬇️ 四半期雇用コスト⬆️ ADP雇用統計⬆️ JOLTS求人件数⬇️ ケース・シラー米住宅価格指数⬆️ 住宅価格指数⬆️ ★財務省が為替介入
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米国株、ダウ反発し87ドル高 年内の利下げ観測が支え ナスダックは続落 2024年5月2日 木曜日朝6:03 1日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比87ドル37セント(0.23%)高の3万7903ドル29セントで終えた。ダウ平均は前日に今年最大の下げ幅を記録した後で、主力株の一部に自律反発を見込んだ買いが入った。米連邦公開市場委員会(FOMC)会合後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見中に上げ幅を広げる場面があった。 FRBは1日まで開いたFOMCで市場の予想通り、6会合連続で政策金利を据え置いた。量的引き締め(QT)の減速方針も決めた。声明ではインフレは過去1年で和らいできたものの「この数カ月は、2%の物価目標に向けた一段の進展を欠いている」との認識を示した。パウエル議長は記者会見でインフレが持続的に2%に向かうと確信を強めるまでに「想定よりも時間がかかりそうだ」との見方を示した。 一方、パウエル議長は「次の政策金利の変更が利上げになる可能性は低い」と述べた。インフレ高止まりを背景に利上げのリスクを意識する市場関係者もいたため「次の一手が利下げとの見方は安堵感を誘った」(Bライリーのアート・ホーガン氏)との声が聞かれた。ダウ平均の上げ幅は一時500ドルを超えた。 1日午前に発表された3月の米雇用動態調査(JOLTS)では求人件数が前月比で減少し、2021年2月以来の低水準となった。賃金インフレが高まるとの懸念後退につながった。米長期金利は一時4.5%台後半と前日終値(4.68%)を下回って推移し、株式の相対的な割高感が和らいだことも株買いを支えた。 取引終了にかけてダウ平均は急速に伸び悩んだ。4月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数は49.2と好不況の境目とされる50を下回り、市場予想にも届かなかった。一方、仕入れなどで負担する支払価格の指数は5.1ポイント上昇し、「スタグフレーション(景気停滞とインフレの併存)への懸念を招く」(ジョーンズ・トレーディングのマイケル・オルーク氏)との受け止めもあった。
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業務連絡 eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー) 2024年5月2日 基準価額23,996円 前日比-298円 純資産総額31,104億円 除く日本は前日比-317円、基準価額24,182円でした。 NY市場の結果と解説は老後は旅行さんのご報告の通りです。 見ての通りこの二日間で先日の上げ幅を全戻しですか…(T_T) つーか、今朝は軽くおはギャー喰らった感じですなw(;'∀')w 昨晩のNY市場、ADP雇用統計は予想値の↑、JOLT求人は↓、ISM製造業景況感指数は↓。 んで注目のFOMCは今回も当然、金利据え置きでした。 またパウエルFRB議長の会見は思っていたほどそこまでタカ派ではないがハトでもなく、今の立場で言える精一杯の言葉選びでしたね(^^;) おじいちゃん。頭が痛そうです( ノД`)シクシク… そりゃターミナルレートを5.5%近くにまで引き上げて退治できないインフレってなんなんだよと心の中で叫んでいるとお察しします(ーー;) そしておはギャーの原因たる為替相場です。 今朝はまさかの日銀による早朝5時の為替介入w 為替相場は一時、157円台から153円台に急騰Σ(・ω・ノ)ノ! 今朝のFX板では強制ロスカットを食らったFX民の阿鼻叫喚の嵐です(-_-;) まあ、投資は自己責任。 知らんがなと。 明日は憲法記念日で祝日です。オルカンホルダー皆さん素敵なGW後半戦をお過ごしください! 本日の業務連絡でした(`・ω・´)ゞ 追伸 明日は毎月恒例の第一金曜日の米国雇用統計の発表が21:30にあります。 仕事から帰っていれば臨時の業務連絡打たせてもらいます('◇')ゞ
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おはようございます。 昨日今日の注文は5/7の価額が約定価額となります。 ところで、午前5時くらいに突然円高になっていましたね。不自然な動きなので介入が入ったと思います。感覚的ですが3.5兆円ほどかなと見えました。昨日の注文も、今日の注文も5/7午前10時の為替で決まる(違ってたらごめんなさい)ので本日直接影響することはありませんが、予想通り連続で介入入れてきますね。市場に不警戒感を与えることが目的でしょう。 ★組入銘柄上位7社 MSFT🔺1.44%・AAPL▼0.60%・NVDA▼3.89%・AMZN🔺2.29%・META🔺2.10%・GOOGL🔺0.66%・GOOG🔺0.56% ◆為替5/1(水)10:00 157.44円・5/2(木)9:00 155.70円(▼0.11%) では本日のモーサテより ◆今朝のNY市場 ・ダウ(反発)🔺0.23% ・NASDAQ(続落)▼0.33% ・S&P500(続落)▼0.34% ・セクター別騰落率 (+)公益1.15%、通信0.84%、素材0.50% (ー)生活必需品-0.61%、情報技術-1.26%、エネルギー-1.60% ※FOMCの結果を受け相場はまちまちの展開となった。 ◆昨日の指標結果など 🇺🇸4月ADP雇用報告 予想18.0万人、結果19.2万人、前回18.4万人、前回改定値20.8万人 🧐単純に数字を見ると経済が活性化しているように見えます。 🇺🇸4月ISM製造業景気指数 予根50.1、結果49.2、前回50.3 🧐50を割ってしまいましたので、製造業では経済が減速気味だと捉えることができます。 🇺🇸3月JOLTS求人件数 予想868.0万人、結果848.8万人、前回875.6万人、前回改定値881.3万人 🧐雇用は↑景気指数↓求人は↓でまちまち。全てはこの後発表されるFOMC次第か 🇺🇸FOMC結果発表 予想通りの金利据え置き。追加利上げの可能性は低いとし、今後の政策はデータ次第という姿勢は維持。声明文では「直近の数ヶ月は進展に欠ける」との文言を新たに追加した。パウエル議長はその後の会見で、利下げ開始に必要な「より大きな自信を得るためにはこれまで予想されていたよりも時間がかかかりそうだ」とした。 FRBは量的引き締めのペース減速を6月開始、国債の削減額上限を月600億ドル→250億ドルに縮小する方針を明らかにした。 🧐思ったほどタカ派ではなくハト派的であったこと(長期金利が下がったことでもわかる)で市場には冷静に受け止めたと思う。株価については金曜日に発表される🇺🇸失業率🇺🇸非農業部門雇用者数🇺🇸ISM非製造業景気指数(いずれも日本時間21:30)や再来週15日のCPIや小売売上高(いずれも21:30)が重要指標。利下げにつながるような結果や予想を下回る結果であれば株価には好影響。 ※(文教大学:鈴木敏之氏)の注目ポイント ①政策据え置き、次回の言い方「調節」保持 ②量的引き締め(QT)の縮小開始 ③声明文:インフレへの判断厳しめ 年内利下げ開始についてのパウエル議長発言で、前回あった「利下げを年内に開始するのが適切である可能性が高い」という発言が今回はなかった。ということは年内に利下げがされる可能性は限りなく低いということが示唆される。 ◆今日の為替(ソニーフィナンシャルG :森本淳太郎氏) ①予想レンジ 152.50円〜155.50円 金利差を見ても不自然なため介入があった可能性もあり上値の重い展開となりそう。過去10年の日米金利差とドル円の相関プロットデータを見ると、現在の金利差でのドル円水準は153円から154円程度であり、別の要因でこれ以上押し下げることは容易ではない。 ②注目ポイント【ドル高の持続性に死角はないか】 当面はドル高が続くと見ている。直近のデータでは経済指標で経済減速を示すデータが出ても長期金利利回りが上昇するような乖離する動きとなっており、これが一致する動きとなるようなことがあれば、ドル高一辺倒の相場にも調整が入る可能性がある。金曜日の経済指標に注目。 ◆今日の日本株(JPモルガン証券:西原里江氏) ①予想レンジ 37700円〜38200円 ドル安円高に進んだことから🇯🇵の株価の重しとなりそう ②注目ポイント【止まらない円安 日米で株高に?】 急激な円安は輸入物価押し上げによる家計の負担で個人消費を押し下げるし、海外から見たドル建てリターンを押し下げるためマイナス要因となりうる。円安がマイナスになる転換点を157円と見ている。円安がこれ以上進むとベア3.6%が物価上昇で吹き飛んでしまい個人消費が上向きにくくなる。これは🇯🇵株にとってもマイナスである。 一部ですが以上です👋
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3月の米求人件数、21年以来の低水準-労働市場の軟化進行を示唆 ジム・ロジャーズ氏: 米国のインフレ率は上昇して金利は上がり株式市場に影響する 米ISM製造業総合景況指数、4月は49.2に低下-市場予想を下回る 昨日のニュースの見出しだけでも、 スタグフレーション入りの状況証拠は揃っていると思うが、、、 > パウエルFRB議長「スタグフレーションは予想しない」 > あらら、経済データを完全無視かよW
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おはようございます。 昨日はADP雇用者数が上振れ、ISM製造業がやや下振れ、JOLTS求人件数が下振れと指標はマチマチ。 今朝のFOMCは利上げも利下げも肯定せずとの発言で市場の予想範囲でした、この時点でドル円は157円半ば。 しかし、NYクローズ後の朝5時以降に異変が発生、ドル円はジリジリ下落し、一時は152円台後半まで下落。 財務省の介入が疑われています。 現在は154円台~155円台で推移。 原油は大きく下落して79ドル台。 中国株価は中立、3100あたり。 今日はアメリカの失業保険申請件数に注目。 ドル円がまだ落ちつかない感じなので、乱高下に注意。
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22:45発表 ・4月米国 製造業PMI 50.0(予想 49.9・前回 49.9) 23:00発表 ・4月米国 ISM製造業景況指数 49.2(予想 50.0・前回 50.3) 23:00発表 ・3月米国 JOLT労働調査[求人件数] 848.8万件(予想 868.0万件・前回 875.6万件) 23:00発表 ・3月米国 建設支出(前月比) -0.2%(予想 0.3%・前回 -0.3%)
日経平均、米利下げ観測が追い風…
2024/05/16 08:06
日経平均、米利下げ観測が追い風(先読み株式相場)2024年5月16日 8:05 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL15BW20V10C24A5000000/ 16日の東京株式市場で日経平均株価は続伸しそうだ。米連邦準備理事会(FRB)が年後半にも利下げに動くとの観測が強まり、前日の米株式市場で主要3指数が過去最高値を更新した。海外勢を中心に投資心理が一段と強気に傾き、日本株にも買いが波及する可能性が高い。日経平均は前日の終値(3万8385円)から300円ほど高い3万8700円程度が上値メドになりそうだ。 15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、終値は前日比349ドル(0.88%)高の3万9908ドルと3月28日以来、約1カ月半ぶりに最高値を更新した。同日発表された4月の米消費者物価指数(CPI)が前月比の上昇率が0.3%と市場予想を下回った。インフレの鈍化を示す指標を受け、FRBが利下げを先送りするとの懸念が後退した。S&P500種株価指数とナスダック総合株価指数も最高値を更新し、日本株は全面高で始まる公算が大きい。 高PER(株価収益率)が多い主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は、米長期金利の低下で相対的な割高感が薄れたとの受け止めから2.87%高で終えた。東京エレクトロンやアドバンテストなど指数寄与度の高い値がさのハイテク株には資金が流入しやすく、日経平均の押し上げ要因となりそうだ。 一方、外国為替市場では円高・ドル安が進んでいる。輸出企業の業績改善期待がやや後退しそうなことは上値を抑える要因だ。日本時間16日早朝の大阪取引所の夜間取引で、日経平均先物6月物は前日の清算値より340円高い3万8720円で取引を終えた。 個別ではリクルートホールディングスが注目だ。15日、2025年3月期の連結純利益(国際会計基準)は11%減の3150億円〜13%増の4000億円になりそうだと発表した。米欧の景気悪化を想定しており、米求人サイト「インディード」の減速を受けて幅を持たせた業績予想を開示した。値動きが株式相場全体の地合いにも影響を与えそうだ。 国内では内閣府が1〜3月期国内総生産(GDP)速報値を発表する。海外では4月の米住宅着工件数、4月の米鉱工業生産・設備稼働率、5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が公表され、FRBのバー副議長が上院銀行委員会で議会証言する。アプライドマテリアルズ、ウォルマートが決算を発表する。