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日経平均株価【998407】の掲示板 2024/05/02

日経平均、米ハイテク株安が重荷(先読み株式相場)2024年5月2日 7:11
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL017690R00C24A5000000/

2日の東京株式市場で日経平均株価は続落か。米連邦準備理事会(FRB)は1日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きを決定するとともに、インフレ継続への懸念を示した。米株式相場の反応はまちまちだったが、ハイテク株の下げが目立ったことは日本株の逆風となるだろう。日経平均は前日の終値(3万8274円)から400円あまり安い3万7850円程度が下値のメドになる。 

1日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比87ドル(0.23%)高の3万7903ドルで終えた。FOMCで米国債の保有額を圧縮する量的引き締め(QT)のペースを6月から減速する方針を決めたことなどは支えとなった。FOMC声明文では「この数カ月間は2%の物価目標に向けた進展がなかった」と明記。パウエルFRB議長は会見で「物価目標の達成に向けた確信を持つにはまだ時間がかかりそうだ」と述べた。

FRBの利下げ先送りで米長期金利の高止まりが続くとの見方に加え、半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)が2024年1〜3月期決算と同時に発表した4〜6月期の売上高見通しが慎重との見方から、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は3.5%安と急落した。東京市場でも値がさの半導体関連株の下落が日経平均の押し下げ要因となりそうだ。

米国ではスタグフレーション(景気停滞とインフレの併存)に対する警戒が浮上している。4月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数は49.2と好不況の境目とされる50を下回り、市場予想にも届かなかった。一方、仕入れなどで負担する支払価格の指数は5.1ポイント上昇しており、インフレの継続観測も強める内容だった。

日本時間2日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物は下落し、6月物は前日の清算値と比べ370円安い3万7840円で終えた。

ニューヨーク外国為替市場ではFOMC後に円高・ドル安が進み、円相場は一時1ドル=153円台まで上昇した。市場では日本政府・日銀による円買い介入の思惑が聞かれている。東京市場でも円相場が急変動する可能性があり、株式相場への影響にも警戒が必要だ。

国内では日銀金融政策決定会合の議事要旨(3月18〜19日開催分)や4月の国内ユニクロ既存店売上高が公表される。海外では3月の米貿易収支や米製造業受注が発表される。中国(上海・深セン)市場が休場となる。決算発表は国内では丸紅、住友商、三菱商、JAL、海外ではアップルなどが予定している。