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(株)エルテス【3967】の掲示板 2017/04/22〜2017/05/15

株式新聞WEB版4/25分

 同社の前2月期業績は非連結売上高13億7900万円(前々期比43.7%増)、営業利益1億8300万円(同35.8%増)で、大幅増収増益となった。業界別のチーム編成とするなど事業体制を強化したこともあり、売上高が順調に伸びた。これにより、オフィス移転、株式公開準備などの費用をこなしながらも、利益面でも過去最高を更新した

 また、新サービス開発に積極的で、それが売上増に貢献している。前期はSOMPOホールディングス(8630)傘下の損保ジャパン日本興亜、SOMPOリスケアマネジメントと「ネット炎上対策パッケージ」を開発し、リリースした。さらに、エストニアのリアルシステムズ社の犯罪捜査支援ツール「Vizkey」の販売も開始している。同ツールにはビッグデータのつながりを可視化できる機能があり、不正送金、マネーロンダリング対策に有効として金融機関を中心に引き合いが多いという

 一方、現代はSNSへのネガティブな書き込みが悪評拡散につながるなど、ソーシャルリスク、インターネットリスクは深刻化だ。こうした中で、何か事件が起こると顧客が増える傾向があり、一時アルバイトが冷蔵庫に入った写真などを拡散するといった悪ふざけがはやったときには食品メーカー、外食店の顧客が増えた。最近は米国航空会社の乗客引きずり下ろし事件が世界的な問題になっており、今後は航空会社をはじめとする交通系の顧客増が見込める状況にあるようだ

 今期もリスク増の状況が続くとみられ、同社にとっては受注増、顧客増が予想される。今期業績は売上高18億円(前期比30.4%増)、営業利益2億4000万円(同30.7%増)で引き続き高成長を見込む。さらに、同社事業は顧客の契約継続率が高く、ストック型となっており、来期以降も安定的に成長が続く公算は大きい

 同社は昨年11月29日に上場し、今年3月3日に上場来高値1万1000円を付けた。その後は全体相場の下落もあって下げたが、直近では6000円近辺で下げ止まり、回復の兆しが出ている。目先は見直しが見込めよう

 また、5月31日を基準日として1対2株式分割を実施する予定。その後は手掛けやすくなって流動性が向上し、物色がより活発化する可能性もあろう

(梅村哲哉)

ーーーストック型ビジネスは高成長が期待できるかも!!