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(株)gumi【3903】の掲示板 2022/03/12〜2022/04/14

<日本経済新聞web ~抜粋~ >
【次世代ネット「Web3」新興へ投資熱 海外には出遅れ】

ブロックチェーンを活用した次世代型インターネット「Web(ウェブ)3」事業を手掛けるスタートアップへの投資が広がってきた。
gumiは海外にファンドを新設し、130億円規模で本格運用を始めた。
国内では資金調達に使われるトークン(電子証票)への出資が税制や規制のため難しいという課題もある。
米国のベンチャーキャピタル(VC)などには水をあけられている。
gumiは株式とトークンに出資する「クリプトファンド」を、日本のような規制がないケイマン諸島に設立し、資金調達を完了した。
日米欧の投資家から計1億1000万ドル(約130億円)の出資を受け、運用を本格化する。

投資額は1件あたり50万~500万ドルを想定する。
非代替性トークン(NFT)やブロックチェーンを活用したゲーム、仮想空間「メタバース」などが成長するとみて投資する。
起業後の上場や会社売却の経験を持つ人材が投資を担い、出資先を支援するのが特徴だ。

ネット業界ではウェブサイトの情報を閲覧するだけだった1995~2005年ごろをウェブ1、SNS(交流サイト)で個人が情報を発信できるようになった05年ごろからをウェブ2と位置付ける。
今も続くウェブ2では、米アップルなどプラットフォーマーに個人データや収益が集中する点が問題視されている。
ウェブ3では個人がブロックチェーンを活用し、データや資金のやり取りを担う。プラットフォーマーへ集中する構造の改革が期待される。

このため、英文契約書の作成など「国内の3倍ほどのコスト」(gumiのファンド関係者)をかけ、海外に設立している。

注目度が高まるウェブ3だが、成長途上なだけに慎重な意見もある。
VCのインキュベイトファンドの本間真彦代表パートナーは「サービスや事業の本質的な付加価値にまだ納得感はない」という。
投資家は有望市場を捉える機動力に加え、「バブル」か否かを見極める目利き力も問われている。