(株)ＭＴＧ【7806】の掲示板 2021/08/24〜2021/11/12

少しは買われればいいのだが
9/216:01
ＭＳプレミアム＝中国ゲーム規制でスポーツ浮上へ―政府が振興、来年は北京五輪も

　中国での未成年者（１８歳未満）に対するオンラインゲーム規制が波紋を呼んでいる。監視社会の様相が強まる懸念がある半面、代替としてスポーツなどが振興されるとの見方も浮上している。同国がフィットネス施設の拡充などを掲げていることもあり、関連銘柄が関心を集めそうだ。

＜空き時間の振り向け先＞

　中国では若年層のネットゲーム依存が社会問題になっており、「精神的アヘン」などと厳しく批判する声も出ていた。対策に乗り出した政府は、未成年の利用を週末や休日、祝日の１時間に限定する方針を打ち出した。違反者には厳罰が処される可能性もある。

　こうした一方、ゲーム規制により空いた時間が、スポーツや習いごとに振り向けられることも想定される。中国国務院は８月に「国民健身計画」を発表し、２０２５年までに２０００以上のスポーツ公園、フィットネス施設や体育館を建設する方針を打ち出した。２２年には北京冬季五輪も控える。

＜デサントやヨネックス有力＞

　注目銘柄の１つがデサント<8114.T>だ。同社は８月に今３月期の連結営業利益の見通しを４２．５億円（従来計画は３１億円、前期は１８．１億円の赤字）に増額したが、中国でのスポーツウエアの好調が大きな要因に挙げられる。昨年には現地の合弁会社への出資比率を引き上げており、来期までに中国売上５００億円（前期は３３３億円）を目指す。

　また、バドミントン用品の大手のヨネックス<7906.T>も有力だ。中国のバドミントン競技人口は８０００万人とされ、今後も拡大が期待されることから商機は大きい。同国の代表チームと用具提供契約を締結している。このほか、運動靴大手のアキレス<5142.T>や、スポーツウエアのゴールドウイン<8111.T>も中国に展開しており、マークしておきたい。

＜習いごとはヤマハ、河合楽＞

　健康美容器具では電気筋刺激のＥＭＳ「シックスパッド」など手掛けるＭＴＧ<7806.T>の中国でのＥＣ（＝Ｅコマース、電子商取引）販売拡大が期待される。習いごとに絡んでは、音楽教室を展開するヤマハ<7951.T>や電子ピアノ大手の河合楽器製作所<7952.T>なども浮上するかもしれない。

提供：モーニングスター社