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(株)ジャパンディスプレイ【6740】の掲示板 2019/03/30〜2019/03/31

時間の問題ですね。
上場廃止。68-->0¥
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JDIへの「出資話」が活発になってきた。
売却先として報道で取り沙汰されているのが、タッチパネルを手がける台湾TPKホールディングと中国政府系ファンド「シルクロード基金」の台中連合だ。30%程度の出資で交渉が進んでおり、取得金額は約600億円という。JDIの時価総額(609億円)とほぼ同じだが、同社の18年3月期連結売上高7175億2200万円の約12分の1、わずか1カ月分の売り上げに相当する。
ソフトバンクに買収されたARMは年間売上高の18年分以上、これほどの「格安案件」ならば他の出資候補企業が続々と登場しそうなものだが、その動きはなさそうだ。
ディスプレーメーカーとしての魅力は「ほぼゼロ」
実はディスプレーメーカーとしてのJDIには、ほとんど魅力がない。つまりM&Aの価値としてはほぼ「0」である。
JDIも有機ELを無視しているわけではない。しかし、業界から見れば「遅すぎる」の一言に尽きる。すでに有機ELは標準的なデバイス(部品)であり、すでに安定供給の実績が積みあがっている巨大メーカーが存在する。これから量産が始まるような未経験のJDIに発注するスマホメーカーは少ない。
JDIとしては台中連合からの出資をてこに経営の立て直しを模索することになりそうだ。が受注量は激減する。さらなる業績低下は避けられない。
JDIのINCJから債務保証を受けているが、次の契約期日である2019年8月7日以降の更新に、銀行団も及び腰になるのは避けられない。
台中連合としてはJDIのタッチパネル技術と、それから派生する大面積・透明・フレキシブルな静電容量式ガラス指紋センサーの量産技術を囲い込む狙いがある。いずれ台中連合がJDIのタッチパネル事業を切り出して買収する可能性もある。JDIが当面の運転資金目当てでは将来性のないディスプレー事業しか残らなくなる。JDIの再建の道は見えてこない