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クオリプス(株)【4894】の掲示板 2023/12/30〜2024/01/11

>>194

指摘の件は、ネイチャーの2018年5月29日の社説ですな。
しかもクオリプスのIPS細胞に関し疑義を唱えている訳じゃない。
記事後半で「澤氏はネイチャー誌に、細胞が効くケースもあるが、新しいiPS細胞治療の方が効果が高いと期待していると語った」としている。

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2015年9月に承認されたこの治療法では、iPS細胞ではなく、自分の脚の組織から作られた筋肉細胞のシートを患者さんに投与しました。ハートシートと呼ばれるこの筋肉シートは、通常、心臓発作やプラークの蓄積の結果として損傷し、心不全の原因となることが多い弱った心筋に取り付けられます。この治療法の背後にいる科学者たちは、筋肉細胞は、それ自体が支持組織になることではなく、成長因子を放出することによって機能するのではないかと推測しています。他の研究者は懐疑的です。

現在、同じ症状に対して2つの新しい治療法が研究されていますが、どちらが効くのか、それとも個々の患者にとってどちらが最善なのかを知ることはまだ不可能です。

心筋細胞(2番目の研究で使用)が、(最初の研究で使用された)脚の筋肉細胞よりも心臓によく働く可能性があることは理にかなっています。実際、10年前に、脚から筋肉細胞を注入しても心臓機能は改善しないことが報告されている(P. Menasché et al. Circulation 17, 1189–1200; 2008)。

再生医療による心臓病の治療を希望する医師の多くは、心筋細胞に目を向け、他の戦略に移行しています。だからといって、HeartSheetが効かないわけではありませんが、HeartSheetを投与された患者が恩恵を受けるかどうかという疑問が生じます。

澤氏自身もこの問題を提起している。先月、iPS細胞の新規試験を宣伝するシンポジウムで、彼は「脚の細胞は良くない、まあ、少なくとも十分ではない」と述べた。また、iPS細胞の治験を告知している大阪大学のウェブページには、ハートシートはより重篤な症例には効果がないことがわかったと書かれています。澤氏はネイチャー誌に、細胞が効くケースもあるが、新しいiPS細胞治療の方が効果が高いと期待していると語った。