ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

マイクロ波化学(株)【9227】の掲示板 2023/10/12〜2023/10/19

日本株が騰がらない、円が対ドルで安い
日本の賃金が上がらない、適正なインフ
レ率が達成出来ない・・・日本経済はど
うなっているのか、そうして何が足りな
いのか、そうしてマイクロ波化学はどの
ように評価されて行くのか等について
書いてみます。

日本の円安は何処で始まったのか、やは
り東日本大震災が引金になっています。 
特に福島原発の未曾有の大事故を機に日本
のエネルギー政策が崩壊し原発稼働を次々
と停止され休眠中の火力発電所の再稼働
や水力発電稼働強化等で綱渡りを強いら
れました。 化石燃料をエネルギー政策
の主力に据えアラブ産油国を初め石油・
天然ガスの輸入拡大です。 しかし化石
燃料は程なく価格上昇のトレンドを描き
始め以降日本の貿易収支は赤字転落を頻
繁に見せるようになりました。 食料輸
入増加とその国際価格の高騰も影響して
来ましたが・・・
こうした背景で貿易収支赤字が過去に比
し次元の異なる状況で定着するかに見え始
めるようになりました。
そこで、日銀黒田前総裁が登場し、短期・
長期金利の引き下げを強引に実施し、片や
異次元緩和として市場に流す資金量を拡大
することに躊躇しませんでした。
市中に流される通過量(マネタリーベース)
が増大するに従い為替円安が顕著に進み始
めました。   しかし黒田前総裁の思惑
の円安と同時に輸出の増大、貿易収支の
黒字拡大、企業の収益改善、労働賃金の上
昇、消費の活性化、物価の安定上昇という
目論見は見事誤算となり輸出は一向に伸び
ず、企業業績は輸入物価上昇によるコスト
上昇、エネルギー価格は円安効果も働き上
昇で好転したように見えても売上数量増大
には至らず賃上げどころか物価の上昇を差
し引いた実質賃金は恐ろしい程低下したの
です。
これは一に日本企業の競争力低下、生産性
の対外比劣勢による経済全体の弱体化でし
か無いようです。
一方長期金利の引き下げは資本の日本市場
逃避を招き円安を一段と加速させることに
なり、黒田総裁は正常なインフレ率2%を
労働市場の回復と賃金上昇による消費活性
化によって達成する政策は見事失敗と言っ
て良い程効果がだせなかったのです。

  • >>1106

    植田日銀総裁に変わって以来金利政策は
    柔軟になり、かつての中長期国債利回り
    0.5%の維持から1%までのコントロール
    に変えたのはご承知の通りです。

    アベノミックス依頼世界は徐々にインフ
    レの世界へと進み始め欧米はインフレ抑
    制に動き米国は昨今長期国債金利は既に
    5.0%へと接近しています。
    しかし未だ日本はデフレ経済から完全に
    は脱却出来ないでいます。
    一部日本に於いて世界のインフレの波に
    乗ってきた稀有な商品はマンション価格
    高騰と車特に軽自動車の価格高騰率が挙
    げられますが、一般消費物価は実質では
    名目程上がっていません。

    そうした背景が永らく続き、今や日本の
    株式市場は国際化の進んだ企業以外は世
    界のインフレ株価とは別世界のデフレ株
    価のままの領域で取り残されている状態
    なのです。   この状態からの脱却は
    矢張り最重要なのはエネルギー政策の大
    改革しかありません。
    脱炭素をベースに画期的なエネルギーの
    効率的利用を如何に進展させるかです。
    本命は矢張り日本の国民的特性から放射
    能リスクの少ない核融合原子力の開発で
    しょう、またエネルギー消費の観点から
    高出力高持続性の電池の開発、製造業に
    於いては革命な省電力とカーボンフリー
    のエネルギーの活用に待ったなしに本気
    で取り組む時に追い込まれているのです。

    市場が日本が正常なインフレ経済に入っ
    たと認識する時は近いと思われます。
    それは、やはり日銀の金融政策が脱デフ
    レを政策として実行に移すときです。
    その時こそ日本株の脱デフレ相場が示現
    することは明らかでしょう。
    マイクロ波化学が日本の産業、経済を牽
    引すると確信する投資家は正しい。