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日本郵政(株)【6178】の掲示板 2021/03/16〜2021/03/19

  • >>647

    大きな要因となっているのが、米国の長期金利(10年もの国債利回り)の動向である。今年1月末までは1%前後で推移していた長期金利が、ここ1か月で0.5%以上も急上昇し、2月26日(日本時間、以下同)には一時1.61%まで跳ね上がったこともあり、株価は急落。3月1日には1.4%台前半まで低下したことで株価は上昇に転じたが、その後、長期金利は再び上昇していることから、株価は下落基調となっている。日経平均が2万9000円を下回るのは2月5日以来であり、株価は約1か月分巻き戻された格好だ。
     金利が上がるとなぜ株価は下がるのか。株は値上がりが期待できる反面、値下がりリスクもある。投資金額(株価)に対してどれくらいの利益が期待できるかという「益利回り(1株当たりの予想純利益を株価で割ったもの)」を見ると、これまで勢いのあった米国株は総じて「株価収益率(PER、会社の利益などに対して今の株価が割安かどうかを見る指標)」が高く、株価は割高となっているため益利回りも低くなる。しかも、益利回りは期待値だが、金利は確定値であるため間違いなく受け取れる。そうなると、「益利回りが低い未確定のものよりも、相対的なリターンは低くても確実に受け取れた方が安全。金利が上がるなら株よりも債券を買いたい」という投資家が増える構図だ。