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共栄セキュリティーサービス(株)【7058】の掲示板 2020/06/06〜2021/11/09

新型コロナの影響で警備業務の中止や解約が増えている中で、新たな契約が生まれているケースもある。

ALSOKは緊急事態宣言発出から、休業した店舗が侵入盗を防ぐため、機械警備の新規導入希望が増加した。現在はテレワークを採用している企業からの引き合いが多い。一斉休校により留守番をする子供が増えたため、ホームセキュリティーやウェブカメラによる見守りサービスの問い合わせも増えた。

施設や店舗の営業再開に合わせて、運営事業者は屋内の“3密”の回避に苦心している。2号警備システムの開発・販売を行うKB―eye(山梨県中巨摩郡昭和町、秋山一也・橘田孝一共同代表)は、混雑密度を検知して通報するシステム「ZAT―02」の販売を始めた。これまでに30件ほどの問い合わせがある。

同社が販売している屋外の混雑を検知する雑踏警備システムを改良したもので、施設や店舗内部の混み具合を検知して警備員や店舗スタッフに通知することができる。混雑を分散させることで店舗スタッフや客だけでなく、巡回や誘導を行う警備員の感染リスクを抑える効果がある。

コロナ感染者の対応に携わる業務もある。エスピトーム(静岡市、塩澤孝太郎社長)は5月14日から6月30日まで、静岡県から新型コロナ感染症の軽症者宿泊施設の運営補助を業務委託された。静岡市内のビジネスホテルの11フロアで、施設の監視・巡回のほか感染者への食事の運搬などを行った。

警備員は昼3人、夜2人の体制で業務に当った。業務に先立って自衛隊から感染施設内での業務経験がある隊員を講師に招き、安全区域や危険区域の区切り方や、防護服の着脱方法などの指導を受けた。