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(株)MS&Consulting【6555】の掲示板 2019/05/30〜2019/12/28

株主提案中の前田朋己です。
いくつかメールで質問を頂戴したので、共有も含めてこちらで回答します。

1.なぜ取締役として立候補したのか? 
→株主目線で経営陣を「監督」できるのは、経営陣に「採用」された社外取締役ではできません。株主提案の社外取締役によってのみ経営陣にプレッシャーを与えることができると考えています。本来であれば、機関投資家の筆頭株主がアナリストOBを擁立することがベストだと考えています。
が、そのような動きがないので、私自身が候補となりました。
来年の総会で機関投資家が擁立する動きがあれば、私はその候補への一本化を前向きに検討します。目的は取締役になることではなく、経営陣に対して株主目線で経営するようにプレッシャーを与え続けること。株主提案とその後のIRを踏まえるとかなり達成できていると判断しています。

2.自社株買いの提案について
→今回の会社提案の自社株買い案は数ヶ月で約8.5%という、極めて短期間で大量の株価を買い付け、短期的な株価の需給に大きな影響を与える内容です。
短期的な需給で上昇した株価で自社株を買い付けることで、長期株主の利益を毀損します。また、株主総会対策として短期的に株価を上昇させる意図を含んだ内容だと考えています。ちなみに、私の案も会社案と同じ40万株、4億円です。
が、株主総会決議と取締役会決議の2段階に分けたのは株価需給に対する影響を考慮したからです。
ちなみに、伊藤忠商事も累計で約8%の自社株買いを行なっていますが、半年間で3回に分けて決議、取得期間も1年とるなど株価へのインパクトを考慮した常識的な内容です。
機関投資家は一般的に株主提案に反対しがちです。
が、長期保有の株主視点で見ると本株主提案の自社株買いが経済的に合理的なのは明らかです。反対する機関投資家は投資信託の投資家に対する受託者責任をどうするのか興味深く注視しています。

3.株主総会で趣旨説明しないのか?
→残念ながら本会議があるので欠席です。しかし、
プロ投資家及び個人投資家として多くの株主総会に参加してきましたが、社内外or新任再任問わず取締役候補が趣旨説明をすることはほぼ記憶にないです。
また、提案趣旨は株主招集通知及びPRtimesでも補足しております。
他の取締役候補と比較すると、十分に説明は尽くしていると考えています。