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ASMLホールディング【ASML】の掲示板 〜2021/10/20

米政権は中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)への米企業による半導体輸出を禁じるなど、中国のハイテク企業へ度重なる制裁を実施。3月3日には、SMICなど4社を中国軍の影響下にあるとして米国からの投資を禁じるリストに追加した。
 
 一方、中国・習近平指導部は半導体の国内自給率を25年までに70%とする目標を掲げ、重点分野に位置付けているが、李克強首相は今年から始まる新5カ年計画で最先端の半導体や人工知能(AI)への研究開発投資を拡充する方針を表明している。米国との世界的な影響力を巡る争いでテクノロジー政策の青写真を示して。

 今年になって、SMICが
(1)北京に
 中国半導体受託製造大手、SMICは中国の政府系ファンドと共同出資会社を設立し、北京市に新工場を建設すると発表した。投資総額は76億ドル(約7915億円)。新会社の出資比率はSMICが51%、政府系のファンドなど2社がそれぞれ約25%となる。
(2)深圳に、
 この度、SMICは28ナノメートルを上回る半導体を製造できる工場の設立・運営に向け、合弁事業を設立することで深圳政府と合意した
中国の半導体受託生産最大手、SMICは3月17日、広東省深圳市に半導体の新工場を建設すると発表。総投資額は23億5000万ドル(約2600億円)を見込む。米国が半導体などハイテク分野で対中包囲網の構築を進めていることを受け、中国は生産力増強で自給率の引き上げをめざす。新工場はSMICと深圳市政府が共同出資する企業が建設して運営。2022年の生産開始を見込む。出資比率はSMICが約55%で、深圳市側は23%を超えないとしている。生産能力は直径12インチのシリコンウエハーで月間4万枚としている。

 SMICは、既に、中国国内に12インチの生産プロセスを有する半導体工場を4つ保有しているが、今年になって、更に、上記2つの半導体新工場建設計画を発表した。2022年には中国の半導体設備投資額は台湾を追い抜くと予想されている。