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【テスラの「完全自動運転」を激しく批判するニューヨーク・タイムズ紙の全面広告】

1月18日 

米国時間1月16日のNew York Times(ニューヨーク・タイムズ)紙に掲載された全面広告は、Tesla(テスラ)の

「Full Self-Driving(フルセルフ ドライビング)」



「フォーチュン500企業が販売した史上最悪のソフトウェア」

と評し

「8分ごとに致命的誤作動をする」

テスラ社以外のソフトウェアを見つけた最初の人物に、問題のソフトウェアの価格と同じ1万ドル(約114万5000円)を提供すると募った。

この広告を出稿したThe Dawn Project(ザ・ドーン・プロジェクト)は

安全でないソフトウェアを禁止する

ことを目的にしている。この広告は

TeslaのFull Self-Driving(FSD)



「致命的誤作動が1000分の1以下になるまで」

公道から排除する

キャンペーンの一環だ。

Teslaオーナーが都市道路で利用できる

先進ドライバー支援システムであるTeslaのFSDベータソフトウェア



システムの不具合を示す

YouTube動画が急速に拡散することで、ここ数カ月間監視の目を向けられている。

NYT紙の広告が掲載されたのは、カリフォルニア州DMV(自動車管理局)がTeslaに

一般消費者のテスラの自動運転を対象外

とするという同局の意見を

「再検討する」

と伝えた数日後のことだった。

カリフォルニア州DMVは、州内における

テスラの自動運転試験を禁止

しており

Wyamo(ウェイモ)やCruise(クルーズ)などのロボタクシーの運用

にむけて開発、テストを行っている他の企業に対して

衝突事故あるいは「disengagements(自動運転の解除)」

のシステム障害を報告を義務づけている。Teslaはこれらの報告書を一度も提出したことがない。

Teslaの

FSDソフトウェアの大規模な問題

の兆候を示しており

全米でTeslaのFSDソフトウェアを規制されることなく公道でテスト

してよいのか、というより深刻な問題に発展しかねない。

【結論】

規制当局が

一般消費者の公道でのテスラの自動運転を禁ずる

決定があれば、これは全米に広がる大問題になる。