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(ブルームバーグ): 9日の米株式市場でテスラが一時11%余り下落し、日中取引として8カ月ぶりの大幅安となった。著名投資家マイケル・バーリ氏がこの日、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は個人の負債を減らすためにテスラ株の一部を売却したいのかもしれないとツイートしたとの報道に反応した。
テスラ株は前日は4.8%安で終了。マスクCEOが保有するテスラ株の10%売却の是非をツイッターで問い、賛成多数で支持されたことが売り材料となっていた。
バーリ氏のツイートについてはインサイダーが報じていた。同氏のツイッターフィードには現在その投稿は表示されておらず、報道内容を確認しようとブルームバーグ・ニュースが送ったメッセージにバーリ氏は回答していない。
テスラ株、一時8カ月ぶり大幅安-マスク氏保有210億ドル分売却に賛意
バーリ氏はまた、現在の株式市場を17世紀にオランダで起きたチューリップ・バブルになぞらえたと、インサイダーは伝えている。
テスラを巡っては、マスクCEOの弟で同社取締役会メンバーのキンバル・マスク氏が5日にテスラ株を売却していたことも届け出で明らかになった。
マスク氏の弟、テスラ株8.85万株売却-ツイッターでの投票前日に
原題:Tesla Selloff Deepens After Insider Report on Burry’s Tweet(抜粋)、CORRECT: Tesla Drops After Insider Report on Burry’s Tweet(抜粋)
(c)2021 Bloomberg L.P.