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【GBP】四半期国内総生産の掲示板

 本日のロンドン為替市場のユーロドルは、6月独鉱工業生産を見極めながら、米7月雇用統計を待つ展開となる。

 米7月非農業部門雇用者数の予想は前月比87万人程度だが、最小予想の+35万人に近いネガティブサプライズならば、ユーロ買いドル売り、最大予想の+160万人に近いポジティブサプライズならば、ユーロ売りドル買いとなる。

 6月独鉱工業生産の予想は前月比+0.5%、前年同月比+7.9%となっており、5月の前月比-0.3%からは改善、前年比+17.3%からは悪化が見込まれている。6月、7月以降は、新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大を受けた景況感の悪化が警戒されつつあることで、前月比ベースでのネガティブサプライズに要警戒か。しかし、昨日発表された6月独製造業新規受注は前月比+4.1%と5月の前月比-3.7%から改善、前年同月比は+26.2%と5月の+54.3%から悪化していた。
 英国と欧州連合(EU)との北アイルランド議定書を巡る論争「ソーセージ戦争」は3カ月の休戦に入っているものの、英政府が、北アイルランドを巡る取り決めに関して、「大幅な見直しが必要だ」として再交渉を要求し、EUは再交渉を拒否しており、EU離脱を巡る混迷が再燃しつつあり、ユーロとポンドの上値を抑える要因となりつつある。

想定レンジ上限
・ユーロドルの上値目処(めど)は、7月30日の高値の1.1909ドル、ユーロ円は一目・基準線の130.42円。ポンドドルは雲の上限の1.3991ドル、ポンド円は一目・雲の上限の153.79円。

想定レンジ下限
・ユーロドルの下値目処(めど)は、7月21日の安値の1.1752ドル、ユーロ円は8月4日の安値の129.14円。ポンドドルは一目・転換線の1.3875ドル、ポンド円は一目・転換線の152.31円。