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【GBP】四半期国内総生産の掲示板

 本日のロンドン為替市場のユーロドルは、6月ユーロ圏卸売物価指数(PPI)に注目する展開となる。

 6月ユーロ圏卸売物価指数(PPI)の予想は前月比+1.4%/前年比+10.3%となっており、5月の前年比+9.6%からさらに上昇することが見込まれている。消費者物価指数は、5月が前年比+2.0%、6月は前年比+1.9%、7月は前年比+2.2%と高止まりしており、ユーロ圏のインフレ高進懸念は払拭されない状況が続いており、ユーロの下支え要因となっている。

 7月トルコ消費者物価指数(CPI)の予想は、前月比+1.54%/前年比+18.50%となっており、6月の前年比+17.53%からの上昇が見込まれている。
 トルコ中央銀行は7月29日、年末時点のインフレ率見通しを14.1%と、従来予想の12.2%から引き上げており、カブジュオール・トルコ中銀総裁は「インフレが継続的に低下することを達成するまで、引き締め策を維持する」と述べている。
 一方、エルドアン・トルコ大統領は8月までの利下げを要請しており、8月12日のトルコ中央銀行金融政策決定会合で利下げが見送られた場合、カブジュオール・トルコ中銀総裁が更迭される可能性が高まることになる。

 英国と欧州連合(EU)との北アイルランド議定書を巡る論争「ソーセージ戦争」は3カ月の休戦に入っているものの、英政府が、北アイルランドを巡る取り決めに関して、「大幅な見直しが必要だ」として再交渉を要求し、EUは再交渉を拒否しており、EU離脱を巡る混迷が再燃しつつあり、ユーロとポンドの上値を抑える要因となる。

想定レンジ上限
・ユーロドルの上値目処(めど)は、7月30日の高値の1.1909ドル、ユーロ円は一目・転換線の130.03円。
ポンドドルは雲の下限の1.3958ドル、ポンド円は転換線の152.09円。
トルコリラ円は8月2日の高値13.17円。

想定レンジ下限
・ユーロドルの下値目処(めど)は、一目・転換線の1.1832ドル、ユーロ円は7月20日の安値の128.60円。
ポンドドルは一目・転換線の1.3837ドル、ポンド円は一目・基準線の151.27円。
トルコリラ円は雲の上限12.99円。