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【GBP】四半期国内総生産の掲示板

 為替は現地27-28日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が公表となる日本時間29日未明まで積極的に売買が手掛けにくい状態が続きそう。ただ、本日のロンドンタイムは序盤に7月独Ifo企業景況感指数が発表となる。6月の101.8から102.1への改善が見込まれているが、予想より弱い結果への反応には一応留意したい。

 米連邦準備理事会(FRB)は、パウエルFRB議長ほか主要メンバーがタカ派的な思惑が高まり過ぎないように配慮しているが、やがて緩和縮小へ向かうとの見方ができる。一方、欧州中央銀行(ECB)は緩和継続を目指す姿勢にある。米欧の金融政策の相違が意識されるなか、欧州の回復の弱さを示唆する景気指標が発表となった際のユーロの振れには注意が必要だろう。

 20時のイングランド銀行(BOE)ブリハ金融政策委員会(MPC)委員の講演にも注目したい。先々週、ラムスデンBOE副総裁やサンダースMPC委員の刺激策解除に前向きな発言が伝わったが、先週は一転してハスケルMPC委員や、ブロードベントBOE副総裁が早期の金融緩和縮小に否定的な見解を示した。この流れがどちらへ向かうか注視したい。


・想定レンジ上限
 ユーロドルは、22日高値1.1830ドル。
 ポンドドルは、6月1日-7月20日の下落幅に対する38.2%戻し1.3830ドル。

・想定レンジ下限
 ユーロドルは、3月31日につけた年初来安値1.1704ドル。
 ポンドドルは、7月20-22日の上昇幅に対する半値押し1.3680ドル。