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【CAD】新規雇用者数の掲示板

◆ダウ平均: 34607.72 -271.66 -0.78%
◆S&P500: 4458.58 -34.7 -0.77%
◆NASDAQ: 15115.49 -132.76 -0.87%

 10日のNY株式相場は続落。上昇してスタートしたが、インフレ懸念などが重しとなり終盤に売りが強まった。ダウ平均は271.66ドル安(-0.78%)と5日続落。朝方は、前日引け後にバイデン米大統領が従業員100人以上の企業にワクチン接種を義務付ける方針を打ち出すなどワクチン・マンデートを強化したことでワクチン接種進展による経済活動正常化期待から一時224ドル高まで上昇する場面もあった。しかし、アップルが3.31%下落したことや、米8月生産者物価指数(PPI)が市場予想を上回り、早期テーパリング懸念が高まったことでほぼ安値引けとなった。S&P500も0.77%安と5日続落し、ナスダック総合は0.77%安と3日続落した。週間ではダウ平均が2.15%安と2週続落し、S&P500が1.69%安、ナスダック総合が1.61%安とともに3週ぶりに反落した。センチメントは悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は20.95ポイントと前日比2.15ポイント上昇。8月19日以来、15営業日ぶりに20ポイントを上回って終了した。

 寄り前に発表された8月PPIは前年比+8.3%と市場予想の+8.2%を上回り、前月比でも+0.7%と予想の+0.6%を上回った。強いPPIを受けて米10年債利回りは前日の1.297%から1.343%に上昇した。S&P500の業種別指数は全11セクターが下落。高利回りの魅力が低下した公益、不動産が1%超下落したほか、IT、ヘルスケア、コミュニケーションも0.9%超下落。利ザヤ拡大による収益向上期待が追い風となるはずの金融も0.65%安と逆行安となり、原油相場が上昇する中、エネルギーも0.04%安となった。